以下、対物ミクロメーター・・・(対)
接眼ミクロメーター・・・(接)
試料の測定は (接) で行います。しかし、肝心の (接) 1メモリの長さがわからないので、(対) を用いて決定します。(対) は1メモリ10µmですから、(対) 12メモリは120µm。これに相当する(接)10メモリも120µmとなり、(接)1メモリは12µmと決定されます。
※ (接)1メモリを求める公式としては、
【(対)のメモリ数 ÷ (接)のメモリ数 × 10µm】
よって試料の長さは、(接)6メモリですから、72µmとわかります。
また、倍率が変わると(接)1メモリの長さも変わります。再び(対)を使って測りなおすのが面倒なので、計算で求めます。総合倍率が100倍から400倍に、すなわち4倍大きくなった場合、(接)1メモリの長さは1/4倍(逆数倍)になるので、12µmから3µmに変わります。
これは、Googleマップなどで地図を拡大すると、下あたりに出るものさしの数字が小さくなるイメージです。