時と場合によります。
人間目先の利益(有利な方)を選択しがちなので、倍率が低いと噂がたてば、結果、そこに多くの人が集中する(=倍率があがる)事があります。
でも、倍率が上がろうが、実力があれば、怖くありません。ま、ぎりぎりで受験する場合、倍率が少ない方が気楽ですよね。
数年前の奈良県では、県教委の高校適正化と称して手頃な進学校の高校数を減らしました。2学期には、その受け皿として、一条高校に受験生が集中するとみんな(先生や生徒や塾や保護者)は予想していました。ふたを開ければ、その予想でみんな競争を嫌って(びびって)、閉校が決定していた平城高校へ受験生が集中する結果になりました。毎年人気のあった(倍率の高かった)一条高校はまさかの定員割れで、強気に受験した人は多少実力が無くてもなんらく合格したわけです。競争を嫌って、倍率が低そうな学校で競争が発生しました。
最後に、冷静に考えて下さい。倍率が二倍(二人に一人しか合格しない)でもなく、二倍以下(それも、限りなく一倍に近い)なら、ビビる必要はありません。倍率1,01なら、101人の受験生で、落ちるのが一人ですから、しょうもないミスをしなければ、受かります。受験なんて一番をとる必要はありません。合格点より一点でも高ければ良いのです。