別にそれでも式としては正しいです。
ですがこの問題で何をしているのか少し考えてみましょう。
例えばDが未知だとします。
xとLの測定は容易でしょう。
では、dの測定は可能でしょうか?
ここで用いている金属箔は非常に薄いものなのでDもdも非常に小さいです。
従ってdもDも直接測定するのは難しいです。
一方で解答の式を使うと、波長λが既知の光を入射して暗線の間隔Δxが測定できれば金属箔の厚さDが求まります。
Lを大きくすればΔxも大きくなるので、測定可能なオーダーまですることが可能となります。
実際、L≒10cm, λ≒10^(-7)m, Δx≒1cm であれば、解答の式に代入してやるとD≒1μmほどになります。
結局、この問題としてはDを測定可能なものから求めたいと言う問題なので、測定が難しいdを用いるべきではありません。
まあ、選択肢にdを使った式と混在することはないと思うのであまり気にする必要もないかと思います。