✨ ベストアンサー ✨
以下、解説ですが、回答者である私自身も質問者さんと同じ受験生ですので、内容に誤りがあったらすみません。
また、質問者さんも既にご存知なことがあるかもしれませんので、そこはご容赦ください。
-解説-
●図を見ると、右側で作られている新生糖が断片(岡崎フラグメント)であることから、
左側で作られる新生糖はリーディング鎖であり、右側でつくられる新生糖はラギング鎖であることが判断可能です。
●なお、複製の方向性については、鋳型鎖の読み込み方向が3’→5’であり、新生糖の合成方向(伸長方向)が5’→3’ですので、
図内のXは3’のはずです。
●岡崎フラグメントは、複製を始めていく際にDNAのほどかれている部分が少ないためにできるものであり、後からDNAリガーゼによって結合されます。
●これらのことから、複製開始点が図の下側であることも考慮すると、最初に合成された岡崎フラグは”ハ”であると判断できると思います。
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複製の時間的推移とそれに伴う動きは、言語化が難しいため、時間の推移に応じた図で丁寧に説明しないと分かりづらい部分だと思いますが、
残念ながら、教科書や参考書(私が使っているのはチャートです)にも、あまりそういった図はないと思います。
私も半年前くらいに、複製の流れでわからないことが多く悩んでいた時に、
めちゃめちゃネットで調べましたが、山程存在する玉石混交なページの中で自分の知りたい内容のページに辿りつくのはだいぶ苦労した思い出があります。
自分は調べまくった時に、国立遺伝学研究所のページにたどり着き、
当時抱えていた複製関連の疑問の多くが氷解したのですが、このページをたまたまブックマークしてあったので、
こちらにもURLを共有しておきます。
正直、上記解説を読んでもわからなくても、恐らくこちらのグラフィックを見れば、
解決することも多いと思いますので、ご覧になるのといいかと思います。
https://www.nig.ac.jp/museum/dataroom/replication/02_action/action_a.html
丁寧に色々な情報を教えて下さり本当にありがとうございました!遅くなってすいません。