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第二次世界大戦の各国の関係性は以下のポイントに注目するといいかもです。
英仏 資本主義(反共産主義)、反ファシズム
ソ連 共産主義、反ファシズム
独 資本主義(反共産主義)、ファシズム
最終的には、英仏ソ連の連合国vsドイツなどの枢軸国の対立になりますが、それまではある意味三つのグループがお互いに牽制しあっていた形となります。
ただし、ヒトラーとスターリンはめちゃ仲悪かったので独ソ不可侵条約は世界に衝撃を与えました。
ではなぜ独ソ不可侵条約が結ばれたのでしょう。
ソ連視点
英仏と独が協力することを恐れた。
→ドイツはベルサイユ条約を破棄して軍備を増強し、オーストリアを併合、チョコスロバキアの領土を要求するなどの勢力を拡大しました。英仏はドイツの要求を受け入れるなど、ドイツに甘い政策を取りました。またドイツの要請を受け入れたミュンヘン会談にソ連は参加できず、「反共産主義の観点から、ドイツを増強させソ連と戦わせようとしているのでは」と考え英仏に不信感を持っていました。
日本とドイツと同時に戦うのを恐れた。
→ソ連は満州などで日本軍と衝突しており(ノモンハン事件)、ドイツと戦争になった場合ヨーロッパ側でドイツと戦い、アジア側で日本と戦う事になるのでドイツと戦いたくなかった。
ドイツ視点
ソ連と英仏に挟み撃ちされたくなかった。
→ドイツはポーランドへの侵攻計画していました。しかし、ポーランドへ侵攻したら英仏とは確実に戦争になるのでその場合、英仏との戦争に集中するためにソ連とは不可侵条約を結ぶメリットがありました。
なぜ破られた?
独ソ不可侵条約はドイツがソ連へ奇襲攻撃したため、破られます。
ドイツ視点
→イギリスを降参させたかった。
フランスを倒したドイツでしたが、イギリスへの侵攻作戦は失敗して、行き詰まってしまいます。
そこで、ソ連を倒すことでイギリスの戦意を失わせてイギリスに勝とうとしました。
→元々攻撃するつもりだった。
ヒトラーは元々「ドイツ人は東に領土を広げるべき」という考えを持っており、また反共産主義であったので、不可侵条約は一時的なもので攻める気満々だった。
まとめ
なぜ結んだの?
ソ連
①英仏への不信感
②日本とドイツに挟まれたくない
ドイツ
①ソ連と英仏に挟まれたくない。
なぜドイツは破ったの
①イギリスとの戦いが行き詰まったから
②元々ソ連へ侵攻するつもりだった
こんな感じですかね🤔
こちらこそ!
ミュンヘン会談にソ連が参加できなかったのは、招待されなかったらからです!
特にイギリスに、ドイツとソ連を戦わせて共倒れを狙う考えがあったようです。
ポーランド侵攻は、東方生存圏という「ドイツ人が東ヨーロッパに領土を広げ、生活圏、領土、資源を確保する」という考え方に基づくものです!
さらに、第一次世界大戦でドイツはポーランドの方に持っていた領土を失ってしまったので、それを取り戻したいというのもあったと思います!
英仏、ポーランドvsドイツ、ソ連のところですが、独ソ不可侵条約は味方というよりもお互い中立でいようという感じじゃないですかね🤔
初めに説明したとおり
資本主義vsファシズムvs社会主義の対立があったと思ってください!
ドイツが「味方のソ連を倒すと、イギリスの戦意を喪わせる」ではないです!
ドイツvsイギリスの戦いは、ドイツがイギリス侵攻に失敗はしたが、イギリスもダメージを受けていてドイツに反撃する力はなく守っているという、硬直状態にあったので、それを打開するためにソ連を倒すことで、「ドイツvsソ連で戦ってる間に、反撃しようとしたが、ソ連がドイツに倒されたら反撃のチャンスがなくなる」とイギリスに思わせたかったんだと思います!
ただ、やはり「東方生存圏」の考えを強く持ってたので、いずれはやっぱりソ連に攻め込む気だったと思います!
こんな感じですかね🤔
ソ連が参加を断られた、だと思っていたら招待を受けていなかったんですね。
1度ポーランドを取られたことがあったんですね。(習ったと思いますが忘れてしまっています💧)ポーランドを取りたい、というこだわりはそういうこともあるのかな…。
なるほど、最初っからドイツはソ連を裏切る予定で結んだ条約ということを受ければ、確かに味方というよりはお互い攻撃しない関係を維持したかっただけ、も納得です。
イギリスからしたらドイツがソ連を倒したら自分たちがソ連を倒す機会がなくなる、って事ですかね?🤔
ドイツは東に進もうとしていることをしっかり覚えておけば説明できることが増えそうです!ありがとうございます🙇
イギリスからしたらドイツがソ連を倒したら自分たちがソ連を倒す機会がなくなる
→ドイツがソ連を倒したら、ヨーロッパでドイツに対抗出来る国がなくなる
→今後ドイツとソ連が戦ってる間に逆転出来なくなる
→ドイツに降伏する
こんな感じのをイメージしたんだと思います!
なるほど…客観的に見るのもひとつの国からの目線で考えるのも大切ですね…ありがとうございます🙇🙇
自分の話になってしまいますが、先日期末試験があり、たにたさんに教えていただいたところが記述問題で出題されました。苦手な記述ですが点を取ることができました。クラス平均点低い中、私は80点以上取れました🙌本当に感謝です。本当にいつも丁寧な回答、ありがとうございます。
たにたさん、毎回 丁寧にありがとうございます🙇
なぜソ連はミュンヘン会議に参加出来なかったんですか?参加したい意志を断られてしまったから、とかでしょうか?確かに ソ連抜きの英仏と独で話が進んでいたら、ドイツを強くさせるために英仏はドイツを手を組むのではないか、とソ連が考えるのも分かります。
ドイツ視点からもソ連視点からも互いに条約を結ぶことはメリットが大きかったということですね。
ソ連視点は納得しますが、ドイツ視点でひとつ疑問があります。なんでこんなにポーランドを侵攻したがってるのですか?侵攻したら英仏と対立するだろうからと仲の悪いソ連と不可侵条約を結んでまで侵攻するという事は大きな目的があったのかと気になりました。教科書にあった"ドイツ民族の生存圏を拡大するため東欧へ"は理由のひとつになりますか?
私の解釈が違っていたら教えて欲しいのですが、
英仏、ポーランドVSドイツ、ソ連 のような感じですか?
なぜ破られたのか、のドイツ視点があまり分かっていません。味方のソ連を倒すことが、敵であるイギリスの戦意を失うことにつながるのですか?
もともと裏切るつもりで条約を結ぶなんて すごいですね…。最終的はなんとも言えないけれど、お互いメリットのある条約だったからいいんですかね…笑