あるヒト集団において AB0 式血液型を調べたところ, A型が55%, B型が 16%, O型が 9%, AB
型が 20%であった。このヒト集団ではハーディーワインベルグの法則が成り立つものとしたとき,
次の文章中の
A型の遺伝子型は AA と( ① ), B型の遺伝子型は BB と( ② ), AB型の遺伝子型は AB, 0
型の遺伝子型は O0 である。 A型, B型, O型の遺伝子頻度を p, q, rとおくと, A型, B型, AB
型,O型の人の割合はそれぞれ p?+2pr, q?+2qr, 2pq, r2 と表すことができる。 このとき, O型遺伝
子の頻度を最も簡単な分数で表すと( ③ )になる。また, A型遺伝子とB型遺伝子の頻度を最も簡
単な分数で表すと, それぞれ( ④ ), ( ⑤ )となる。
)に入る適切な語句や数値を答えよ。
※解き方:A型遺伝子の遺伝子頻度を p, B型遺伝子の遺伝子頻度をq, 0型遺伝子の遺伝子頻度
をrと文字で仮定する。 集団の交配表をつくると, 以下のようになる。
ドメイ
pA
qB
rO
pA
pAA
pqAB
prAO
古 qB
pqAB
q° BB
qrBO
rO
prAO
qrBO
r200
よって,集団の血液型の頻度は,
(税T)
A型:p2+ 2pr=0.55 … (1)
原生生物
B型:q?+ 2qr= 0.16 … (2)
原生生物
AB 型:2pq = 0.20 … (3)
生動
0型:r2= 0.09 … (4)
となる。
ここで,式(4)を平方根の計算をする。 r(0型遺伝子の遺伝子頻度)が求まる。
これを式(2)に代入して計算すると q(B型遺伝子の遺伝子頻度)が求まり,最後にqの値を
式(3)に代入して計算すると p(A型遺伝子の遺伝子頻度)が求まる。