20世紀初頭に起きた、フランスとドイツのモロッコを巡る争いのことです。
ドイツはやっと国内が落ち着いたので植民地を広げたいと考えており、アフリカ大陸の足掛かりとしてモロッコが欲しかったのですが、すでにモロッコはフランスの優位権が認められていました。※英仏協商で勝手に決めていただけですが。
それをドイツは納得できなかったので、モロッコのタンジールとアカディールという港町に二度に渡って上陸しようとしたという事件です。
二度目にアカディールに上陸した時は、モロッコの先住民ベルベル人がフランスに対して起こした反乱を利用しました。
ただ、どちらもイギリスがフランスを支援したので上手く行かず、コンゴの一部をドイツがもらうことで決着しました。