もう遅いですか?
こちらこそ返信遅くなってしまってすみません🙇♀️🙇♀️
解答が複数枚に分かれます
基礎事項
腎臓に流れた血液は、腎臓の糸球体でろ過され、原尿になります。
その後、原尿は細尿管(尿細管ともいう)を通り、この時、体に必要な水やグルコースなどが再吸収されます。
再吸収されたものは、血液中に戻り、再吸収されなかったものは、尿となり、排出されます。
質量パーセント濃度とは、溶液の質量に対する溶質の質量の割合
(1)イヌリンの濃縮率を求めなさい
ⅠⅠ
イヌリンの濃度は血液から尿になるに当たって何倍になりましたか?
なので、イヌリンの濃縮率=尿中のイヌリン濃度/血しょう中のイヌリン濃度
=1.6[%]/0.02[%]
=80倍
続く
(2)①1日の原尿生成量
血液中に存在するイヌリンはろ過された後、再吸収されません。
すなわち、原尿中(ろ過された血しょう中)に含まれるイヌリンはすべて尿に出ていくことに
なります。言い換えると、
『ろ過された血しょう中(原尿中)のイヌリンの量=尿中のイヌリンの量』ということになりま
すよね。
問題文より、1日間に生成された尿の量は2Lですよね。
問題文に書かれていませんが、原尿と尿の密度は1.0g/mL(原尿と尿の1mLあたりの質量は
1.0gということ)です(本来は問題文に書かれていないとダメです。解けません)。
すなわち、尿2L=2000mLは、2000×1.0=2000gと考えられます。
また、尿中のイヌリンの質量パーセント濃度は、1.6%ですよね。
すなわち、尿2000gのうち1.6%が1日間に生成される尿に含まれるイヌリンの質量ですよね。
すなわち、1日間に生成される尿に含まれるイヌリンの質量は、
2000g×1.6%=2000×0.016=32gです。
また、今回求める1日にろ過された血しょうの量(1日に生成される原尿の量)をx[mL]とすると、
原尿の比重は1.0g/mLであるから、1日にろ過された血しょうの量(1日に生成される原尿の
量)はx×1.0=x[g]と表せる。
血しょう中のイヌリンの濃度は0.02%であるから、
1日にろ過された血しょう(原尿)に含まれるイヌリンの質量は、
x[g]×0.02%=x×0.0002=0.0002x[g]と表せる。
『1日に生成される原尿中のイヌリンの量=1日に生成される尿中のイヌリンの量』で
あるから、
0.0002x[g]=32[g]
これを解いてx=160000[mL]=160L
別解
1回目に送った内容より、尿中でのイヌリンの濃度は血しょうと比べて80倍に濃縮されている。
すなわち、尿中でのイヌリンの濃度は血しょうと比べて80倍濃くなっている。
イヌリンの量は尿中と血しょう中では変わらないのに(再吸収されないから)、尿中では濃度
が80倍濃くなっている。ということは、イヌリンが溶けている原尿は、尿量より、80
倍多い、ということ。なので、求める原尿の量は2L×80=160L
続く
(2)②まず、問題文と(2)①より、1日に生成された尿の量は2L、1日に生成された原尿の量は
160Lである。
【1日で再吸収されたナトリウムの量】
ろ過されたナトリウムの一部は再吸収され、再吸収されなかったナトリウムが尿中に出てい
くから、
『再吸収されるナトリウムの質量=原尿に含まれるナトリウムの質量-尿に含まれるナトリウムの質量』
原尿に含まれるナトリウムの質量
1日に生成された原尿は160L=160000mLであり、原尿の密度は1.0g/mLであるから、
1日に生成された原尿は160000[mL]×1.0[g/mL]=160000[g]である。
※与えられたのは質量パーセント濃度だから、質量に直した
で、原尿に含まれるナトリウムの質量パーセント濃度は0.30%であるから、原尿に含まれる
ナトリウムの質量は
160000[g]×0.30%=160000[g]×0.0030=480[g]
尿に含まれるナトリウムの質量
1日に生成される尿は2L=2000mLすなわち、2000[mL]×1.0[g/mL]=2000[g]である。
尿に含まれるナトリウムの質量パーセント濃度は0.35%であるから、尿に含まれる
ナトリウムの質量は
2000[g]×0.35%=2000[g]×0.0035=7[g]
『再吸収されるNaの質量=原尿に含まれるNaの質量-尿に含まれるNaの質量』
= 480[g] - 7[g]
=473[g]
よって、1日に再吸収されるナトリウムの質量は、473[g]
分からなければ遠慮なく質問してください
尿素も同じやり方で解けますよ
いえ!大丈夫です!!
よろしくお願いします!!🙇♀️🙏