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エネルギー固有状態|ψ>について、両辺の期待値をとる。
この系のエネルギー固有状態はパリティ固有状態でもあるので、
<x>=<p>=0ゆえ
<x^2>=(δx)^2
<p^2>=(δp)^2
さらに
<x^6>≒(δx)^6
とすると(オーダーはあってそうってだけで全く論理的ではない)
これで(5)を使って(δx)だけの式にして最小になるようなδxを求める。

<x^6>≒(δx)^6はかなり乱暴だと思うけど、出てくる式がちゃんと手計算で解けることをみると、たぶん想定解。

てすら

手計算してみました。
なぜ系のエネルギー固有状態がパリティ固有状態のとき、<x>=<p>=0となるのでしょうか?

Crystal Clear

|ψ>がパリティ固有状態のとき
<x>=<ψ|x|ψ>
<p>=<ψ|p|ψ>
が0になる

ψ(x)が偶関数または奇関数だから
<x>=∫ψ^* x ψ dx
<p>=∫ψ^* (-i d/dx) ψ dx
の被積分関数が奇関数になる。

もしくは
パリティ演算子Pと位置演算子x,運動量演算子pには
PxP=-x
PpP=-p
(これをxが奇パリティ、pが奇パリティなどという)(証明は本質的に上と同じ)
<ψ|x|ψ>=<ψ|(±1)x(±1)|ψ>=<ψ|PxP|ψ>=-<ψ|x|ψ>
<ψ|p|ψ>=<ψ|(±1)p(±1)|ψ>=<ψ|PpP|ψ>=-<ψ|p|ψ>

より一般に、パリティ固有状態の奇パリティの演算子Oの期待値は0
<O>=<ψ|O|ψ>=0

てすら

丁寧な解説ありがとうございました。

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