57. d→ ever after が時制的に不適切。
>>ever after (その後ずっと)は「ずっと」とあるから『継続』の意味?と思われるかもしれませんが、こちらは ago や yesterday などと同様に『過去時制』にしか使えません。しかし、(B)の前の動詞を見てみると「is」で現在形になっています。なので ever after は不適切です。
ever after は「They lived happily ever after.」(それから2人はずっと幸せに暮しました。)のように、おとぎ話の締めくくりでよく使われます。
(A)は was で過去形になっているじゃん!と思いたくなりますが、and の前で「ブレードランナーは1982年に米国で最初にリリースされた」という文が既に完成しています。(文と文は接続詞なしでは繋げないため、and を用いています。) and の後ろに主語がないのは、前の文と主語が一緒だから省略してあるだけです。つまり、この英文一つには二つの文が接続詞(and)を用いることによって、存在しています。接続詞and の前と後の文はそれぞれ一つの文として独立しています。ever afterは後ろの文(現在形の文)にくっついているため不適切です。
⚠︎ever after や as everは古い表現の「相変わらず、いつものように」という慣用句(成句)です。なので、おとぎ話や昔話、小説、昔の随筆などには使われますが、日常生活には使われません。そのため、ever after を今風に表現する場合、「always」(常に、いつも)を用います。