基礎事項
まず、直流電流が作る磁場は、電流を中心として、同心円状にでき、この円状の磁場の向きは、右ネジの法則より、わかります。で、ある場所(今回は点P)での磁場の向きを考えるときは、この円状の磁場の接線方向に矢印を引くて考えます。
※接線は、円の半径と直角ですよね。
では、問題を解いていきます。
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(1)右ネジの法則より、AがPに作る円状の磁場は紫の円、BがPに作る円状の磁場は緑の円になりますよね。
ということは、AがPに作る磁場の向き(紫の円の接線方向)は水色、BがPに作る磁場の向き(緑の円の接線方向)は黄色に
なりますよね。また、AとBに流した電流の大きさは等しく、APとBPの距離が等しいから、
磁場の公式より、水色の矢印の長さ=黄色の矢印の長さ。
よって、合成磁場Hは赤の矢印になりますよね。
△ABPは正三角形であるから、∠APB=60°、私がオレンジで囲んだ場所の角度に着目して、
60°+90°+90°+θ+θ=360° θ=60°
これで、図は書けたので、後は、合成磁場H(赤の矢印)の大きさを求めるだけ。
分からなければ質問してください
(2)右ネジの法則より、AがPに作る円状の磁場は紫の円、BがPに作る円状の磁場は緑の円になりますよね。
ということは、AがPに作る磁場の向き(紫の円の接線方向)は水色、BがPに作る磁場の向き(緑の円の接線方向)は黄色に
なりますよね。また、AとBに流した電流の大きさは等しいですが、APの距離はBPの距離より2倍あるから、
磁場の公式より、黄色の矢印の長さ(大きさ)が水色の矢印の長さ(大きさ)より2倍長い。
また、合成磁場Hは赤の矢印になりますよね。
後は、合成磁場H(赤の矢印)の大きさを求めるだけ。水色の長さ+黄色の長さ=赤の長さ、ですよね
分からなければ質問してください
続く
(3)右ネジの法則より、AがPに作る円状の磁場は紫の円、BがPに作る円状の磁場は緑の円になりますよね。
ということは、AがPに作る磁場の向き(紫の円の接線方向)は水色、BがPに作る磁場の向き(緑の円の接線方向)は黄色に
なりますよね。また、AとBに流した電流の大きさは等しいですが、APの距離はBPの距離より2倍あるから、
磁場の公式より、黄色の矢印の長さ(大きさ)が水色の矢印の長さ(大きさ)より2倍長い。
よって、合成磁場Hは赤の矢印になりますよね。
後は、合成磁場H(赤の矢印)の大きさを求めるだけ。黄色の長さ-水色の長さ=赤の長さ、ですよね
分からなければ質問してください
(4)右ネジの法則より、AがPに作る円状の磁場は紫の円、BがPに作る円状の磁場は緑の円になりますよね。
ということは、AがPに作る磁場の向き(紫の円の接線方向)は水色、BがPに作る磁場の向き(緑の円の接線方向)は黄色に
なりますよね。また、AとBに流した電流の大きさは等しく、APとBPの距離が等しいから、
磁場の公式より、水色の矢印の長さ(大きさ)=黄色の矢印の長さ(大きさ)。
よって、合成磁場Hは赤の矢印になりますよね。
水色の90°と赤色の90°に着目すると、∠CPD=∠APEになりますよね。
これで、図は書けたので、後は、合成磁場H(赤の矢印)の大きさを求めるだけ。
分からなければ質問してください
分からなければ遠慮なく、質問してください