生物
高校生

灰色三日月環はいつ原口背唇部になりますか?

回答

灰色三日月環は、多くの両生類の卵で、第一卵割の始まる前、植物極と赤道の中間辺りにできる三日月状の模様のことで、受精によって精子の中心体が卵に入り、30°の表層回転が起こることで現れるものです。なので、できる場所は、精子の進入点と必ず反対側になります。

原口背唇部は、灰色三日月環ができたあと、卵割がどんどん進み、胞胚期の終了後に内胚葉と中胚葉の材料が胚の表面から胚の中に移動する時にできる陥入場所(ココが原口!)の背側にある部分のことです。
※両生類では灰色三日月環の位置とほぼ同じ位置にできる。

この定義に基づくなら、原口背唇部ができるのは原口が形成され始めた時となるので、灰色三日月環が原口背唇部になるのは、「胞胚期終了後に陥入が始まった瞬間」となるでしょうね。

参考になれば嬉しいです。

灰色三日月環,ディシュベルトタンパク質,調節遺伝子
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