回答

腎臓に流れた血液は、腎臓の糸球体でろ過され、原尿になります。
その後、原尿は細尿管(尿細管ともいう)を通り、この時、体に必要な水やグルコースなどが再吸収されます。
再吸収されたものは、血液中に戻り、再吸収されなかったものは、尿となり、排出されます。
            
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 血液中に注射されたイヌリンはろ過された後、体には必要ないので、再吸収されません。
 すなわち、原尿中に含まれるイヌリンはすべて尿に出ていくことになります。
 言い換えると『原尿中のイヌリンの量=尿中のイヌリンの量』ということになりますよね。
 問題文より、1日に生成される尿の量は1.5L=1500mLですよね。また、表より、尿中のイヌ
 リンの濃度は、12g/100mL=0.12g/mLですよね。(濃度の単位から尿1mLに対して0.12gのイ
 ヌリンが含まれていることがわかりますよね)
 以上より、尿中のイヌリンの量[mg]は、0.12[g/mL]×1500[mL]と表せますよね。
 また、今回求める1日間に生成された原尿の量をx[mL]とすると、原尿中のイヌリンの濃度は
 0.1g/100mL=0.001g/mLであるから、原尿中のイヌリンの量[mg]は、0.001[g/mL]×x[mL]と表
 せますよね。
 『原尿中のイヌリンの量=尿中のイヌリンの量』であるから、
   0.001[g/mL]×x[mL] =0.12[g/mL]×1500[mL]
  これを解いてx=180000[mL]=180[L]

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