音楽
中学生

短音階の短と長音階の長は何が違うのかわからないので、教えてください!お願いします!

回答

音を並べたときに、「半音」となる位置が違います。

【長音階】
ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
↑ ↑
半音 半音

【短音階】(自然的短音階)
ラ シ ド レ ミ ファ ソ ラ
↑ ↑
半音 半音

自然的短音階を弾いたときは、音階が「終わった感じ」がしないので、それを解決したのが「和声的短音階」です。

【和声的短音階】
ラ シ ド レ ミ ファ ソ# ラ

ここに新たに半音ができるので「終わった感じ」になる。

しかし、今度は「ファ」と「ソ#」が遠くなってしまうので、「ファ」を半音上げたのが「旋律的短音階」です。

【旋律的短音階】
ラ シ ド レ ミ ファ# ソ# ラ

ここが近づいて歌いやすくなる。

旋律的短音階も、下降するときは「自然的短音階」と同じで「#」無しになります。

そして、何の音から始めても「全音」と「半音」の位置が
ドレミファソラシド
と同じになれば「長音階」です。

例えば「ファ」から始めたときは
「シ」に♭をつければ

ファ ソ ラ シ♭ ド レ ミ ファ
↑ ↑
半音 半音

これは「ヘ調長音階」と言います。
(「ヘ長調音階」ではありません)
短音階も同様です。

短音階だから♭がつくとか、長音階に変化記号がつかないというのは間違いです。

左右

補足

音階の仕組みを理解して頂くために、
「ド」を「ハ」に固定して書いています。

左右

もしかして
「短音階と長音階の何が『短』で何が『長』なのか」
という意味の質問だったでしょうか…(^^;

それは「主和音」の構成から来ています。
「主和音」とは、
長調の「ドミソ」
短調の「ラドミ」
のことです。

「ドミソ」の「ド」と「ミ」の音程は「長三度」となるため
「長三和音」と呼ばれます。

一方「ラドミ」の「ラ」と「ド」の音程は「短三度」(長三度より半音分狭い)となり
「短三和音」と呼ばれます。
短調の和音が暗い印象になるのはこのためです。

長調、短調、長音階、短音階の「長」「短」は、ここから来ています。

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短音階は暗い音階です。演奏するときにフラットがつきます。
長音階は明るい音階です。演奏するときシャープ又は何もつけません。

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