心理学
大学生・専門学校生・社会人

古典的条件づけについてです。
具体例を上げて、無条件刺激・無条件反応・条件刺激・条件反応をそれぞれ教えてください🙇🏻‍♂️よろしくお願いします

教育心理学

回答

梅干し、レモンに関する古典的条件付けは有名ですよね。今回は梅干しで考えてみましょう。古典的条件付けのみそは「生理反応(これが一番大事、「生理反応」です)がこれまで手続きされていなかったはずの刺激においても、生じるようにする学習」です。この状況下での
無条件刺激→梅干しを食べる
無条件反応→酸っぱさに唾液が分泌

無条件刺激→無条件反応の流れは、人間(生物)にとって当たり前の反応

しかしこれを条件刺激によって、無条件反応を引き起こしたいと考えた人がいます。
条件刺激→梅干しを見る

梅干しを見せてる(条件刺激)→梅干しを食べてもらう(無条件刺激)→唾液の分泌(無条件反応)という流れを何度か繰り返すと、無条件反応なしで唾液分泌が自然と行われるようになるということです。つまり、条件刺激→無条件反応という流れが成立するようになります。
この時の無条件反応を「条件反応」というわけです。
無条件刺激とそれに伴う無条件反応は「生理反応」なゆえに「無条件」、つまり条件がいらないと覚え、条件刺激と条件反応は、学習後に可能になる反応ということで「条件」とつくと考えると、覚えやすくなります。

追記:目をつぶって梅干しを食べる人はいませんよね。誰だって梅干しを見てから食べる。そうすると、大抵の人間は梅干しを見ただけで、唾液が出るというのは、もはや当たり前になっています。誰だって梅干しとかレモンを見たら、唾液が分泌されてしまうのです。人は気づかない間に「古典的条件付け」という学習の中にいたなんてことは結構あるのかもしれませんね。

この回答にコメントする
疑問は解決しましたか?