✨ 最佳解答 ✨
・倒置構文の基本
否定語(例:never, seldom, rarely)が文頭に来る場合、主語と助動詞の倒置が起こる。これは、疑問文の語順と同様の形になる。
例↓
通常の語順: I have never seen such a beautiful sunset.
倒置構文: Never have I seen such a beautiful sunset.
・時制の選択
倒置構文においても、文全体の時制は通常の語順の場合と同じく、文の意味や文脈によって決まる。具体的には、↓のようになる。
現在完了形(have + 過去分詞)
使用場面: 過去のある時点から現在までの経験や状態を表す場合。
例: Never have I seen such a beautiful sunset.(これまでにこんなにきれいな夕日を見たことがない)
過去完了形(had + 過去分詞)
使用場面: 過去のある時点よりも前の出来事や状態を表す場合。
例: Never had I experienced such a thing before that day.(その日まで、そんなことを経験したことがなかった。)
過去形(did + 動詞の原形)
使用場面: 過去の特定の時点での出来事や状態を表す場合。
例: Never did I imagine that I would win the lottery.(宝くじに当たるとは全く想像していなかった。)
・んで今回の文
問題文:
Never ( ) ( ) ( ) of my daughter’s winning the gold medal. [dream]
こたえ:
Never had I dreamed of my daughter’s winning the gold medal.
Never did I dream of my daughter’s winning the gold medal.
これになる理由が↓。
過去完了形(had I dreamed): 娘が金メダルを獲得した時点よりも前に、そのようなことを夢見たことがなかった、という意味になる。つまり、金メダル獲得という出来事が過去にあり、その前の時点で夢にも思わなかったことを強調してる。
過去形(did I dream): 過去のある時点で、そのようなことを夢見たことがなかった、という意味になる。具体的な出来事の前後関係を示すよりも、単に過去の経験としてそのようなことを考えたことがなかったことを表している。
だけど、現在完了形(have I dreamed)はこの文脈では少し不自然になる。現在完了形は、過去から現在までの経験や状態を表すので、娘の金メダル獲得が過去の特定の出来事である場合、過去形や過去完了形がより正解になる(?)。
・まとめると...
倒置構文における時制の選択は、文の意味や文脈によって決まる。過去の出来事に関して、その時点よりも前の経験を述べる場合は過去完了形(had I dreamed)、単に過去の経験を述べる場合は過去形(did I dream)がいい。現在完了形(have I dreamed)は、過去から現在までの経験や状態を表す際に使用されるが、この文脈だと少し違う。
参考文献:https://kimini.online/blog/archives/23037