✨ 最佳解答 ✨
パレスチナはユダヤ人の故郷とされていましたが、当時はアラブ人が多く住んでいて、さらにイスラム系のオスマン帝国の統治下にありました。第一次世界大戦中、オスマン帝国と敵対するイギリスは、次の矛盾した3つの約束をしました。
1.ユダヤ人に、パレスチナに彼らの国家を建設することを約束する
2.オスマン帝国の支配下にあったアラブ人に対して、反乱を起こすことと引き換えに独立を約束する
3.戦争に勝った後、オスマン領土をイギリス、ロシア、フランスの三国で分割することを取り決める
矛盾してて守れるわけない約束を、イギリスは戦争に勝つために結んだということです。
戦争が終わると、1の約束を信じて移住してきたユダヤ人と、2の約束を信じてるアラブ人の間で紛争が起こるようになります。イギリスはこの問題を国連に丸投げして、国連はユダヤ人とアラブ人の住むところを分けて、イスラエルというユダヤ人国家を作ることを決めました。
しかし、イスラエルの国境がユダヤ人に有利すぎたので、まわりのアラブ人達は大きく反発して、第一次中東戦争が起こります。
その後もイスラエルと周りのアラブ諸国との対立は続きます。