解答

冬の駅ひとりになれば耳の奥に硝子の駒を置く場所がある

冬なので寒い印象です。
外には雪が降るか積もるかしているかもしれません。
駅の待合かどこかでひとりになれば静かです。
耳を済ませても物音一つしません。
硝子というのは透明ではかなく壊れそうな、でも硬い印象です。
そのガラス製の将棋の駒を置くとき、ピシッと音を立て、その後の引き締まった静寂が訪れる気がします。
そのここに置かなくてはいけない絶妙の場所に駒を置くことで、勝負が決したというような一つの達成感もありそうです。
王手飛車取りというか、決め手の場所です。
後はただその先を見届けるだけというような
冬の澄んだ空気の中、何か心に決めたことがあり、揺らがず電車の来るのを待っているんじゃないですか。
あくまで妄想です

留言
您的問題解決了嗎?