Contemporary writings
高中
已解決
①が本文の内容として適切でない理由がわからないです。
(ウ) コンティ
Ⅰ期(教科型)問題
そんな反転した構造が生きるということのコンテイにはあるようです。
私たちは縁起的な偶然を、のちに因果的な必然へと読みかえ、経験し直します。 偶然とは、過去と現在が物語化されていない
状態であり、「この現在」が未来から物語化されるとき、偶然へと変化します。
この時間のあり方は、「利他の時制」と深くかかわっています 利他とは、「とっさに」「ふいに」「つい」「思いがけず」行っ
たことが他者に受け取られ、利他と認識されたときに起動するものです。 その行為が利他的であるか否かは、行為者本人の決め
るところではありません。利他はあくまでも受け取られたときに発生するものであり、事後的なものです。「利他」 という現象
は、「この現在」の行為が受け手によって「利他」として意味づけられた未来において、起動するのです。これは偶然必然と
同じ構造です。
特定の行為が利他」へと昇華されたとしても、行為者に相手から直接、返礼があるわけではありません相手に直接的な
互恵関係を強いると、相手に「負い目」や「負債感」を押しつけることになり、次第に支配/被支配の関係が立ち上がります。
私たちは、直接的な見返りを求めてはいけません。 そのことで利他の構造は、一気に支配の構造へと転化します。
ここで出てくるのが、接互恵という関係性です。 これは、特定の行為が利他の連鎖を生み出し、結果的に自己に送ってきて、
利益がもたらされるというものです。 自分の行った行為やギフトのお返しが、その行為の受け手から直接なされるのではなく、
まわりまわって自分に利益をもたらすという循環システムが間接互恵です。
これって、どうでしょう?
利他や贈与の議論は、時に「直接互恵は問題がある一方で、間接互恵こそが重要」という結論になりがちです。 確かに、間接
互恵は円環的な相互依存システムであり、 連環する世界のあり方を引き受ける点で、重要な意味を持ちます。私も利他の可能性
は、この間接互恵関係に行き着くと思います
しかし、注意しなければならないことがあります。それは、間接互恵が前提となると、「いいことをすれば、将来、利益となっ
返ってくる」という思いが共有され、行為の動機づけになっていくという点です。
将来の利益を期待した行為は、贈与や利他ではなく、時間を隔てた交換になっていますよね。今の行為が、将来の利益と等価
交換されることが想定されており、利他の可能性が捨象されています。 「今、損をしても、いずれ間接的な互酬関係によって、
利益がもたらされる」という考えは、とてもDです。「将来の自分に利益がありますように」と願って渡すプレゼントは、
かなり利己的なものです。 ではなく、間接互恵を利用した交換に他なりません。
他は未来への投資ではありません。
ここに、ジャック・アタリの「合理的利他主義」の問題があります。他者に対して利他的であることが、自分に利益の最大化
をもたらす。 だから、利他的な振る舞いをすることこそが、合理的な選択である。 そうアタリは言います。
この「合理的利他主義」は、まさに未来への投資としての利他ですよね。つまり、利他の事後性をあらかじめ先取りする行為
です。 これは危ない、と私は強く思います。
なぜならば、「合理的利他主義」は、自分が利他だと思った行為が、そのまま利他として受け取られることを前提としている
からです。 「利他的な行為」を自明のものとしてしまうと、
E
私がいかに相手のことを思って行ったことでも、相手にとっては「困ったこと」であったり「ありがた迷惑」であったりする
ことがあります。利
は利己以外の何物でもありません。「合理的利主義」には、相手を制御し、コント
ロールしようとする欲望が含まれています。
システムは、重要です。しかし、これも他の事後性に規定されています。行為を行う時点で、未来は未知の存在で
す。 互恵もまた未来の結果であって、事前にコントロールすることはできません。
私たちは時に「こんないいことが自分に起こったのは、あのとき、自分が利他的なことをしたからだ」と思い、過去の行為
ともたらされた
関係で捉えようとします。しかし、あらゆる因果の物語は、事後的にされるものです。
これは国立博物館のに似ています。 私は外国に行くと、可能な限りその国の国立博物館に行くことにしています。 そこに
古い時代から
しかし、多くのネイション(国民の生成したのは近代に
されています。
コンチョのない
話をする
店内がコンプしてきた。
これはックコンの失敗だ。
仕事を押し付けようというコンタンが明らかだ
(2023AG-F-7)
5
24公募制推薦入試
Ⅰ期(教科型)問題
問1 本文の内容として適切でないものを、次の①~⑤のうちから一つ選べ。解答番号は13。
・間接互恵という考え方は、自身の行為の結果が利益として自身に返ってくることへの期待を前提とする考え方であり、
利他としては成立し得ないものである。
間接互恵を事前に想定することは、不可知なはずの未来を現在からコントロールしようとすることであり、利他の事後
性と対立する考え方である。
自身の行為と未来において得られる利益の間に必然的関係は存在しないが、利益が過去の自分の行為と結びつけられ、
必然と読み替えられた場合に間接互恵は成立する。
間接互恵を前提とした行為は、相手を制御して利他を押し付けることであり、利他とは言えない。
⑥利他は未来から遡行的に発生するものであり、行為の時点において決められるものではない。
解答
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ごめんなさい、その感覚が本当に掴めないです