World history
高中
已解決

ウィーン会議で正統主義を唱えたのはフランス外相タレーランですが、なぜフランス人なのにもかかわらず、フランス革命前の秩序に戻そうと唱えたのでしょうか...?

ウィーン会議 正統主義 ウィーン体制

解答

✨ 最佳解答 ✨

タレーランはフランスの国益をしっかりと守りました。国益を守るために正統主義を唱えたんです。
ウィーン会議とはナポレオン戦争の戦後処理について話し合う会議ですが、ナポレオン戦争に負けたのはフランスです。ですから、この会議でイギリスなど戦勝国は、敗戦国フランスから領土をぶんどってやろうと考えていました。
タレーランの使命は、フランスの領土を守ることでした。そこで、革命前にすべてを戻すという正統主義を提唱し、フランスにブルボン王朝を復活させたうえで領土も元通りにすべきと主張します。戦勝国からすれば、フランス革命戦争やナポレオン戦争はジャコバン派やナポレオンの独裁政権が行ったことであって、ブルボン家はいわば革命の被害者の側なのだから、復古王政のフランスから領土を取るという主張はしづらくなりました。結果、双方納得のいく落とし所がなくなってしまい、「会議は踊る」状態になっていきます。

たまご

ありがとうございました!!<(_ _)>
(大変遅くなってしまい申し訳ありません)

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