問2 ある動物の細胞を培養し, 細胞周期を調べる実験を行った。 まず, 増
殖中の細胞を固定し, 細胞のDNAを蛍光色素で標識した。 次に,分析装
置を用いて1細胞あたりのDNA 含有量を測定した。 その結果,図1の結
果が得られた。 なお,この細胞の細胞周期は約18時間である。
細胞数
(a) (b) (c)
1
2
(1) 図1(a)~(c) は, それぞれ細胞周期のどの時期の細胞だと考えられる
のか答えなさい。
細胞あたりのDNA量 (相対量)
図1
(a) (b)
(2)図1から,細胞周期の中で最も長いのはどの時期か, 理由とともに答えなさい。 なお、細胞周期の時期は,
M, S, G1, G2 で答えなさい。
(3) 紡錘糸の形成を阻害する薬剤Aを加えて24時間培養した後, 細胞のDNA含有量を測定した結果、 図1の
(a) と (c) の細胞数が変化した。 どのように変化したのか、 それぞれ答えなさい。 なお、数えた細胞数は図1と同
じとする。
(4) DNA合成を阻害する薬剤B を加えて 24時間培養した後、細胞のDNA含有量を測定した。 その結果、 図1
の各時期の細胞数が変化した。 どのように変化したのか,図1中に実線で描きなさい。 なお、数えた細胞数は
図1と同じとする。(※実際の解答欄には図1の実線が点線で描かれている。)