①そもそも、大日本帝国の一部だったので、独立しようとした北朝鮮と韓国に軍隊なんて無いから、自国の軍隊や兵器なんてあるわけが無い。たかだか5年で自力で用意できるわけが無い。（自軍を作るって手間ひまかかるんですよ。兵器の自国開発はもっと時間かかるんですよ。そういう意味では、日本は、自前で、最先端の戦闘機も空母も作っていた。戦車も作っているけど、チハは当時の世界水準ではないんですけどね。）
一応、朝鮮人は日本国民なので、志願すれば、日本軍に入れたはずです。志願すればね。（志願しなければ、徴兵されなかったと思います。炭鉱や塹壕ほりなどの重労働はあっても、徴兵は無かったと思います。）
日本軍が朝鮮半島にはいました。管轄部隊の名前は、朝鮮軍（旧日本陸軍）です。満州国には関東軍（旧日本陸軍）がいました。
で、ついこないだまで、大日本帝国（旧日本軍）は、連合国と総力戦をして、関東軍の対ソ用の主力精鋭を南方や本土に引き抜いていた。
資源が滞ってきて、特攻だの竹やりだのいって本土決戦に向けて、勝ち目の無い戦の準備をしていました。
だから、朝鮮半島にまともな兵器があるわけない。
あっても、戦後、進駐してきた米ソによって武装解除しているから、朝鮮半島には半島固有の武器なんて無い。
②そもそも、独ソ戦の戦車機甲戦を勝ちきったソ連には、大量の戦車が余っていた。だから、その使わなくなった戦車を使って勢力圏を広げるとソ連は画策します。だから、余っている戦車を北朝鮮に大量にあげた。（養成に時間がかかる戦闘機はソ連のパイロットが動かしているだろうけど、表向きは、兵器はソ連があげたけど、戦っているのは北朝鮮軍）
アメリカは、表向きソ連とアメリカが戦うと、WWⅡが終わった時期なのに、そのままWWⅢになるのを恐れて、アメリカ軍を平和維持活動として韓国を助ける名目で国連軍として戦争に参加します。
太平洋戦争で日本と死闘を繰り広げた歴戦のアメリカ軍が参戦すると、北は劣勢になりました。
北が負けると困る中国（共産党）は、満州地方にいる朝鮮族を中心に義勇軍を編成して、数で国連軍（アメリカ軍）に対応しようとしました。
義勇軍とは、正式な中国軍（中国）の軍隊ではなく、中国軍の兵士でも、北朝鮮を助けたいと思って、兵士が自発的に参戦しているという形にした。朝鮮族の人にとっては、朝鮮半島は同じ民族の国ですからね。成り行きとしてもおかしくは無い。
しかし、実際は、中国軍の軍事介入であったんだと思います。
③余談
日本軍にフィリピンを追い出されたマッカーサーは日本軍が嫌いでした。
でも、朝鮮戦争を経験することで、日本を守るには、朝鮮半島を勢力下に入れた方が良く、朝鮮半島を守るには、満州地方をおさえなくてはならないと言うことを痛感します。満州地方からやってくる中国の義勇軍や、ソ連の兵器に苦戦したからです。
彼は、日本軍が満州にこだわる理由（軍事的な戦略上の理由）に気付くのです。
（軍事上の理由はあっても、外交的に最善の方法かどうかは別なんですよね。それが外交や歴史の難しいところです。）
そこで、その流れを止めるために、核兵器を使いたいと本国アメリカに打診したら、解任されました。
一歩間違ったら、朝鮮戦争で核兵器が使われたかも知れなかったんですよね。
太平洋戦争では核を使ったアメリカですが、毎回戦争で核を使っていたら、大変な事になると、朝鮮戦争から核を使うことを封印したんです。そして、現在まで、3つめの核が使われたことがありません。
