4 スマートフォンのデータ通信料金はキャリア各社とも工夫を凝らした金額設定に
いる。 下の [表1] は,あるキャリア事業社の通信料金プランをあらわした表である。 横軸
請求金額には、 基本料金の1,000円とデータの通信料金 (円) が含まれている。 使用量が一
を使用したデータ使用量のギガバイト数 (GB), 縦軸を請求金額(円) としている。 この
定のGBを超えると, 通信料金が上昇するシステムを採用している。
請求金額(円)
y
6600
4400
3000
2000
1000
x 使用量(GB)
3
5
7
仮に、使用量に比例して通信料金を支払うとしたらどのようになるのであろうか。下の[表
2]は,使用量が0GBのときの通信料金を0円 使用量が7GBのときの料金は[表1]の
金額設定と等しくなるように、使用量と通信料金が比例したグラフAを[表1]にかき加えた
表である。ただし,基本料金の1,000円は [表1] の料金プランと同様に課金されている。使
用量をx (GB), 請求金額を (円)として、以下の問に答えよ。
請求金額(円)
y
6600
4400
3000
2000
1000
0
1
P
[表1]
3
[表2]
5
7
グラフA
使用量(GB)
(1) グラフAの方程式をx,yを用いて表せ。
(2) [表2]の中にある点Pの座標を求めよ。
(3) Bさんはスマートフォンを1台所有していて, このキャリア事業社の [表1] の通信料金プ
ランで契約している。 Bさんは毎月のデータ使用量が必ず3GBを超えるが, 5GBを超え
ることはないとのことであった。 このとき, 仮にBさんが [表2] のグラフAの契約をした場
を満た
合,請求金額がこれまで以下となる使用量z (GB) は, (ア) <x≦(イ)
している。 空欄 (ア), (イ) にあてはまる数を求めよ。 ただし, Bさんの毎月のデータ使用
量はこれまでと変わらないものとする。