Contemporary writings
高中
已解決

副詞「とかく」の代表的な意味はなんですか?

解答

✨ 最佳解答 ✨

そのように、あのように、あれこれと
という意味でしょうか?

留言

解答

_現代語としては、9割方、①、動(やや)もすると、〜〜しがちである。と言う意味で用いられます。動(やや)もすると、自体、動けばそうなる、と言う意味です。例文:「とかくこの世は生きにくい。」夏目漱石、『草枕』。
_とかく、は、兎角と書き、元々は兎の角、詰まり、現実にはない、空想上の、と言う意味から、滅多に起きない、と言う意味で使われていました。しかし、言い訳として滅多に起きないことなんだけれど、と多用していた為に、逆にいつの間にか、よく起こる事やら、色々な事が起こる事やら、の意味で使われ始めた様です。
_②、あれこれと、何やかやと。例文:「年ごろ、よくくらべつる人々なむ、別れ難く思ひて、日しきりにとかくしつつ、ののしるうちに、夜更けぬ。」→「一日中絶えずあれこれ(世話を)しながら、」『土佐日記』
_③、とにかく、どうにか。例文:「果報いみじき大将軍にてましましければ、とかく逃れたまふぞめでたけれ。」→「どうにか(暗殺を)逃れていらっしゃるのは喜ばしいことです。」『御伽草子』
_④、(打消)。どうしても〜ない。全く〜ない。例文:「さてもさても命は惜しいものかな。とかく投げられぬ。」→「どうしても投身自殺することが出来ない。」『丹後物狂』
_⑤、〔名詞〕、滅多に起きないこと。想像上の話し。絶対に起きないこと。例文:「兎角亀毛の類。」

ぺんぎん

_例文:「とかくこの世は生きにくい。」夏目漱石、『草枕』。は、版に依って、「とかくこの世は住みにくい。」になっている様です。

留言
您的問題解決了嗎?