基本例題33 反応速度式
A+B →
事実が得られた。 下の各問いに答えよ。
(ア) 25℃で,Aのモル濃度を2倍にすると, Cの生成速度は2倍になる。
→ C で表される気体反応がある。 この反応について,次の (ア) ~ (ウ)の実験
(イ) 25℃で、Bのモル濃度を2倍にしても,Cの生成速度は2倍になる。
(ウ) 温度を10K上げるごとに, Cの生成速度は3倍になる。
(1) A,Bのモル濃度をそれぞれ [A], [B], 反応速度定数をkとして,Cの生成速度
を反応速度式で表せ。
問題
(2) 25℃で,反応容器を圧縮して全圧を3倍にすると,Cの生成速度は何倍になるか
(3)
この反応で,温度を30K 上昇させると, Cの生成速度は何倍になるか。
考え方
(1) 反応速度式v=k [A]*[B]'に
ついて, x, y を求める。
(2) 全圧が3倍になると,各物質
のモル濃度が3倍になる。
(3) 反応の速さは, 10K ごとに3
倍ずつ速くなる。
解答
(1)
[A][B] それぞれに正比例しているので、
v=k[A] [B]
x=y=1である。
(2) [A]も[B]も3倍になるので,
3×3=9倍
(3) 10K上昇後の速さは3倍になり,さらに10K上
昇すると, その3倍の3×3=9倍になる。 したがっ
て, 30K上昇すると, 3×3×3=27倍