✨ 最佳解答 ✨
不定詞には原形不定詞とto不定詞と呼ばれるものがありますが、to不定詞のtoは前置詞のtoから出てきたものです。そのために、前置詞としてのtoの原義である「(到達を含意する)方向」の意味が内包される傾向にあります。
他方、動名詞はing形によって作られますが、これは現在進行形における動詞句の形(be + Ving)と同じですね(これが同一のものかはさておき)。なので、概して「~した/している」という指向性があります。
これらから導かれる大まかな目安としては、to不定詞のものは主に「未来志向」(これからする)、動名詞のものは主に「過去志向」(既にした)という判断基準が良いでしょう。
もう少し詳しい基準を下に与えておきましょう。
☆目的語として動名詞:○、to不定詞:×な動詞句
①OがVよりも過去:finishやgive up、stopなど
→過去志向です
②消極的動詞:avoid、mindなど
→過去志向は時間として後ろ向きです。動詞の変化(時制・相・法・態)は屡々語り手の心情を反映しますから、語り手の心情が後ろ向きであると考えれば良いでしょう
③反復的・動的イメージの強い動詞:practice、considerなど
→現在進行形のVingと近いイメージです(上に述べたように、これは実際は現在分詞なので別物ですが)
☆目的語にto不定詞:○、動名詞:×な動詞句
未来志向的な動詞(ネガティブなものであっても、「これから~すること」に否定的であればto不定詞が使われることもあります)
☆どちらもOK
意味が変わるものだけ押えておきましょう。これの基準も未来志向か過去志向かです。
これでも無論例外はありますが、言語に例外はつきものですから、それは覚えるほかありません。例外を丸暗記だと言う人も居ますが、ある程度はやむを得ないものと割り切る方が利口でしょう。
詳しく説明、ありがとうございました!