Japanese
國中
已解決

随筆。問は三枚目に添付してあります。
問5 答えは、それでも火花が です。
解説で、『~と思う」は、私の思ったことであって、具体的描写ではない。』
と書いてありますが、それを言ったらこの文章全てが自分の思いになるので、答えはないが答えだと思うのですが、どう解釈したら、この答えになるのですか。

二つ目の条件が「連続する三つの文」だから、一文、 二文と数えたらおしまい!「閉じるように消える」ま でだわ。 うん、「子供の遊びとけなされるが、線香花火は、あのわ ずかひとすくいの黒い粉が見せる、光の繊細な美しさ面白さ は、花火の原点ではないかと思う」は、私の思ったことであっ て、「具体的な描写」ではないからダメ。
それに対して 随筆とは作者が 自分の思い (心情)を 不特定多数の 読者に向かって綴った ものなんだ
る。近くにいれば火薬の爆発による振動はず くらいのころに、花火を見に連れて行かれた。 遠くで、どーんとなってい るうちはよかったが、近づくにつれてその音のすさまじさ、足がすくんで 動けない。もっと前に行かなければ見られないと言われても、恐くて我慢 できず泣き出してしまった。 他の人たちは花火を見に行き、私だけは付き 55 添いの人に連れられて家へ帰された。 どんなに綺麗なものかと、話される たびに楽しみにしたのに、その悲しさつまらなさ、だが我慢できない恐怖 感を身にしみて覚えた。 それからというもの、花火は線香花火一本ばかり、その線香花火でさえ、 火がついた火薬がじぶじぶいいはじめると、こよりの先を持っていられな 20 い。母は私に割りばしを持たせ先の方に花火のこよりを差し込んでくれた。 随分、臆病な子供だったのだ。それでも火薬が燃えて赤い火の玉ができ、 輝く赤い光のレース状の花がばらりばらりと闇に浮く美しさは何とも言え ない。玉はひと花ごとにやせてゆき、周りに小さな光を弾き出して、つい に細い糸がすいすい流れる柳に変わる。 その細い光の流れ落ちる先に、こ25 ちらの目も吸い込まれ、手元の光も目を閉じるように消える。 子供の遊び とけなされるが、線香花火は、あのわずかひとすくいの黒い粉が見せる、 光の繊細な美しさ面白さは、花火の原点ではないかと思う。 安い線香花火は、何本かひと束ねにして売られているが、全部均一にい い花が咲くとは限らない。丸い火の玉がまとまり切らないうちに、ぽとん 30 と落ちる出来の悪い意気地なしのものもある。こんどこそ、このつぎはと、 全部終わってさて満足のゆくのは二、三本あれば上出来だ。せめて半々の 私は、多くの外国人にとって、どうにもこのよう e きなさい。 問一 線部a~d の漢字の読みをひらが 問二行書で書かれた次の漢字を楷書で書いた場合、線部「温」と総 画数が同じになるのはどれですか。 次のア~エの中から一つ選び、記 号を書きなさい。 ア魚 菜 推 問三 Bに入る最も適切な言葉を、次のア~オの中から選び、 それぞれ記号を書きなさい。 ウ 返す言葉 イ目の付け所 ア 知るよし エ足の踏み場 オ身に覚え 問四 ―――線部 「それから」とありますが、どのようなことがあってか らですか。作者の体験とそのときの心情を踏まえて、答えの末尾が 「こと」に続く形になるように、四十字以上、五十字以内で書きなさい。 問五 -線部②「線香花火の方が楽しさとしては上質であろう」とあり ますが、作者は、線香花火の上質の楽しさを、連続する三つの文で具 体的に描写しています。 この連続する三文を文中から探し、一文目の 初めの五字を抜き出しなさい。 A

解答

✨ 最佳解答 ✨

随筆は全部が全部作者の感情が綴っているわけではないです。

当たり前っちゃ当たり前ですが、基本的に文章は

「Aということに対して、私はBだと思う」

という構造になるはずです。
(AとBが因果関係など、特別な関係になる場合を除きます)
Aには具体例や事柄が入り、Bには作者の主張や思いが入ります。AにもBにも作者の主張が入ることはたぶんあり得ないです。

例:布団で眠ることは、気持ちがいいことだ。
→作者の主張は、「気持ちがいいことだ」の部分です。
「布団で眠ること」が作者の主張にはなり得ません。ここは具体例や事柄に該当します。

随筆は、この作者の主張の書き方に特徴があります。
評論文のように論理立てて説明するのでなく、小説のようにフィクションでもないですが、
単に自分が良いと思った具体例や事柄を並べて、「これって良いよね(あるいはダメだよね)」といった感想を述べたものです。
ただ、これは主張の書き方に特徴があるだけですので、随筆=全部が全部作者の主張や思いの文になるわけではありません。そもそもそんな文章は存在しないと思います。

nursery school

回答ありがとうございます。
確かに、文章構造はそうなっていると思います。理解しました。

では、その文章構造に則って考えたとき、
線香花火がつくという事柄に対して、それでも~の連続する三文が作者の思いとなっている。と私は解釈したので、問5の答えはないと思うのですが 、すいかさんは、どうお考えですか?

すいか

なぜ「それでも〜の連続する三文を作者の思いと解釈」されたのかの理由が書かれていないので、質問者さんがどういった考えなのかがわかりかねているという前提で話を進めます。

一応解説加えますと、やはり「それでも〜」からの三文が具体的な描写に該当するかと思います(とはいえ、1文目はグレーの気もしますが)。

この作者からしたら、線香花火は楽しいものだと思っているのですよね。そのため、描写方法に若干のバイアスは見られるものの、線香花火の様子を描写した文章には違いないかと思います。

例えばトマトについて語る時、トマトを好きな人と嫌いな人では話し方に違いが出ると思います。

好きな人→「噛むとじゅわっと口の中に広がるうまみと水分がおいしい。」
嫌いな人→「噛んだ時、なんだかぐじゅぐじゅとしたものが出てくるでしょう。あれが嫌いなの」

この場合、
「トマトは、噛むと中から液体が出てくる」
という事象に変わりはないのはわかるでしょうか。

この事象に対して、
トマトが好きな人は「おいしい」という感想になり、
トマトが嫌いな人は「気持ち悪い」という感想になります。

そのため、上の文を具体的描写と思いに分けるとすれば、以下のようになります。

好きな人
→「噛むとじゅわっと口の中に広がるうまみと水分」(具体的描写)
「がおいしい。」(思い、感想)

嫌いな人
→「噛んだ時、なんだかぐじゅぐじゅとしたものが出てくるでしょう。」(具体的描写)
「あれが嫌いなの」(思い、感想)

好きや嫌いという感情が挟まっているために、同じ事象でも描写の仕方が異なっていますが、本質的な「トマトを食べると中から液体が出てくる」といった事象は変わっていません。

本文では、線香花火の様子が描写されています。
解答の三文の箇所で、線香花火に火をつけ、パチパチと光った後、しばらく経つとその光がポツっと落ちてしまうまでの様子が、
線香花火好きの作者の“色眼鏡”を通して描写されていると解釈できるかと思います。
その線香花火の具体的な描写のあとに、「花火の原点なのではないかと思う」といった作者の感想が綴られていると、私は読みました。

随筆ですので、無味乾燥な描写ではなく、色眼鏡を通した描写になるのは致し方ないことだと思います。
書いていて思ったのですが、もしかしてこの辺りで混乱されているのでしょうか?

nursery school

はいそうです。
作者の色眼鏡を通しているため、作者の思いではないのかなと混乱していました。
確かに、言っていることは本質的に同じですね。
すいかさんの回答と、問題、解説を読み直したら、理解できました。ありがとうございました。

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