19 次の問いに答えなさい。
温度計
(1) 太郎さんは、教室の空気中の水 図 1
蒸気量の変化を調べるために, あ
る年の4月21日と22日の2日間,
9時と15時に次の実験を行った。
室温を測定した後、図1のよう
に表面をふいた金属製のコップ
にくみ置きの水を入れた。 次に, 氷を入れた試験管をその金属製のコップの中
に入れ、コップの表面がくもり始めたときの水の温度を測定した。 表1はその
結果をまとめたものであり, 表2は気温と飽和水蒸気量の関係を示したもので
ある。
金属製のコップ
表 2
① 次の文は, この実験で金属製のコップの中の水の温度を測定することによ
って教室の空気中の水蒸気量を推測することができる理由を述べようとし
たものである。 文中の A, B にあてはまる言葉をそれぞれ書きなさい。
A OLEILU) BAJR5510)
氷を入れた試験管を金属製のコップの中に入れると, コップに接している
空気の温度が下がり, その飽和水蒸気量は(A) なり, 湿度が 100%にな
ると, コップの表面がくもり始める。 このくもり始める温度を(B)とい
い この温度から教室の空気中の水蒸気量を推測できる。
② 太郎さんがこの実験をした教室の容積は 150m²であった。 4月21日9時
のこの実験をした教室の空気中には, 教室を閉め切ると、 湿度が100%にな
るまでにあとどのくらいの水蒸気をふくむことができると考えられるか。 次
のア~エから1つ選びなさい。
にやいて、
氷を入れた 表1
試験管
くみ置きの水
日時
室温
くもり始めた
ときの水の温度
4月21日 4月22日
9時 15時 9時 15時
20°C 25°C 16°C 15°C
43[>
大型注射器のピストンを急に ( ① ) とき, 丸底フラスコ内の空気の
は(②) その温度が (③), 雲ができた。
アドバイス
回 (11① 金属製のコップは、熱を伝えやすいので、水の温度がコッ
プの表面の温度と等しいと考えることができる。
②教室の空気に実際にふくまれる水蒸気の質量と、教室の空気がふく
教室の空気がコップ
11°C 10°C 10°C 12°C
気温
[°C]
10
11
12
13
14
(理科30) 31
香川改)
te
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
飽和水蒸気量
[g/m³]
9.4
10.0
10.7
11.4
12.1
12.8
13.6
14.5
15.4
16.3
17.3
18.3
19.4
20.6
21.8
23.1
約1500g
ア約1100g
ウ約2600g
工約4100g
③ この実験を行ったそれぞれの日時において, 教室の湿度がもっとも低いのはいつであったと考えら
れるか。 次のア~エから1つ選びなさい。
ア 4月21日9時
イ 4月21日15時
温度計
デジタル
(2) 図2のような装置を使って、雲をつくる実験をした。 内側を少量の 図2
水でぬらした丸底フラスコに線香の煙を少量入れて, 大型注射器をつ
なぎ,ピストンをおしたり引いたりして, 丸底フラスコ内のようすを
観察した。 次の文は、丸底フラスコ内に雲ができたときのようすにつ
いて述べようとしたものである。 文中の ① ~ ③ にあてはまる言葉をそ
[] ②[]
れぞれ書きなさい。 ①
4月22日9時大 エ 4月22日15時
理
大型
注射器
少量の水でぬらし、線香の
が日本にを少量入れた丸底フラスコ
...........
.....
の数値は、 空気1m²あたりの質量であることに注意する。
実際の水蒸気の質量 [g/m²]
-x100 で求められるから.
③湿度=
飽和水蒸気量 [g/m²]
湿度の大きさを比べるだけであれば, 式の分数の部分だけをお
の数で計算してもよい。