✨ 最佳解答 ✨
(1)適当に変形すれば4つの円のウェッジ和(ブーケ)になる。ウェッジ和の基本群はそれぞれの基本群の自由積
π1(S1∨S1∨S1∨S1)=π1(S1)*π1(S1)*π1(S1)*π1(S1)=Z*Z*Z*Z=F4 (4つの元から生成される自由群)
(2)適当に回転すれば Y=X∪S2 となるのでこれにファンカンペンの定理を用いる。
π1(Y)=π1(X)*π1(S2)
ただし、X∩S2からXへの包含写像IとS2への包含写像Jによる融合積とする。
融合積を群の表示で考える。
π1(X)は4つの穴の周りをまわるループを時計回りで順にg1,g2,g3,g4とすると、
π1(X)=<g1,g2,g3,g4>
π1(S2)は自明な群
π1(S2)=<e>
π1(X∩S2)はS1だから大円をまわるループをhとすると
π1(S2)=<h>
IとJによるhの像を考える。大円をまわるhはXではg1g2g3g4に移る。YはS2だからYではeに移る。
I(h)=g1g2g3g4
J(h)=e
よって融合積は
<g1,g2,g3,g4 | g1g2g3g4=e >
したがって
π1(Y)=π1(X)*π1(S2)=<g1,g2,g3,g4 | g1g2g3g4=e >
詳しくない分野でいろいろ調べて解いてみただけなので、間違えているかもしれません
なるほど。
ファンカンペンの証明はおろかそのstatementすらちゃんと読んでいませんでした。
位相は距離空間くらいしか知らないのですが、XとS2を少し太らせて厚みをもたせて開集合にすれば回避できるのでは?などと考えました。少し太った和集合を最後に細く変形させればいいかなと