✨ 最佳解答 ✨
必然が「必ずそうなること」、偶然が「予期しないことが起こること」とします。
本文の「過去の失敗を[ア]ととらえることは、人間に諦めをもたらす。」まで読んだ段階では[ア]は100%の確信はできません(常識問題ではなく、筆者の論理を追う問題なので)。
もう少し読み進めるながら、
「過去の失敗を[ア]と捉える=諦め=人間の意志が介在する余地がない」
という一連の言い換えを丁寧に追います。
逆に言えば「意志を介在させる余地があれば、失敗ではなく成功したかもしれない」という筆者の隠れた主張が読み取れます。この段階で「[ア]=必然」として良いと思います(ただし、この段階でも確信度は90%程度くらいでしょうか)。
また、二行目終盤に「しかし」という逆接の接続詞があるため、これ以降は[ア]と逆の内容が書かれることが(読む前から)分かります。「試験問題という[偶然]」として意味が通れば[ア=必然]、[イ=偶然]として確定して良いと思います。
そのためには、「試験問題という[偶然]」という筆者の言葉を考える必要があります。
受験は誰でもできますが、試験問題はたまたま自分の得意な問題だったり、そうでなかったり運の要素(つまり、偶然)も絡んできます。
この段階まで来れば、[ア=必然]、[イ=偶然]として100%の確信をもって回答できると思います。
最後に、「そして合格を[ウ]とできるかは、意志の力=努力次第である。」ですが、ここまでの流れで[ウ=必然]とできると思いますが、少し読み替えて「意志の力さえあれば、合格を[ウ]とできる」ということですから、[ウ=必然]と考えて矛盾がないと言えます。
以下のポイントに留意すれば、類題にも対応できると思います。
①確定できないのであれば無理に答えず、読み進めてヒントを集める
②「文字になっている筆者の主張」だけでなく、「行間に潜む筆者の主張」にも注意する
なるほど!!文脈を通して考えていったり、言い換えて考えることが大切なんですね!
助かりました!!ありがとうございました😊