(5) 下の図は、地球全体で年平均した単位面積あたりのエネルギー収支を, 大気の上端に入
射する太陽放射エネルギーを 100 とした相対的な値(%) で表したものである。大気の上端
と地表面でエネルギー収支がつり合っているとして,図中の①~③に適する数値を求めよ。
地表面
による
反射
9
大気 地球が
による受ける
反射 短波放射
100
大気を
透過する
長波放射
12
宇宙
空間
57
大気の
上端
大気に
よる吸
2
同と図
収
大気に
よる吸収
S102 大気からの による 大気圏
長波放射
熱輸送
地表
3
114
95
30
(6) 上の図の中で、 地表放射したエネルギー114のうち、102は大気に吸収され、その大気か
らまた 95 のエネルギーが地面に戻ってくる。この仕組みのことを何というか。
(7) (6)の仕組みに寄与する気体はいくつかある。そのうち2つの気体の化学式を書きなさい。
(8) 夜に天気が良く、雲があまり出ていない日は、(6)の仕組みがあまりはたらかない。これ
により地表の温度が下がる現象を何というか。
8 大気による熱輸送について、①~⑤に当てはまる用語を答えなさい。
(1) 大気が運動する現象を風という。同一水平面内に気圧の差があると, 等圧線に ① な
方向に,気圧の②いほうから③いほうに向かって力 (気圧傾度力という)がはたら
き,風が発生する。この力は等圧線の間隔が狭いほど強くはたらく。この力によって動き始
めた大気には, 地球の④ によって, 見かけの力(転向力 または コリオリの力という)
がはたらく。北半球であれば、転向力は風の進行方向に対して ⑤ 向きにはたらき、 風の
進行方向が曲げられる。転向力は風の速さに比例して大きくなり、一定以上の速さになると、
気圧傾度力と転向力がつり合って、 風は等圧線に ⑥ な方向に吹くようになる。この風の
ことを地衡風と呼ぶ。
(2) 北半球の低緯度地域は、
昇した空気が北に向かうときは 8
下降した空気が南に向かうときは よりの風となって地表付近を吹く。この地表付近を
吹くOよりの風のことを O という。低緯度地域で発生する低気圧を熱帯低気圧とい
い、北太平洋西部で発生した熱帯低気圧のうち、 最大風速が約 m/s 以上のものを、
」という。
(3) 北半球の中緯度地域は、 南側の温かい空気と、北側の冷たい空気をかき混ぜることで熱
の輸送を行っている。地表付近から上空までどこも よりの風が吹いているのが特徴で
ある。緯度 30~40° で大問2のあ付近に吹く特に強い 」よりの風を特に @」という。
よりの風は蛇行し、地上に温帯低気圧を伴って吹いている。この温帯低気圧は、
を伴うことが多いのが特徴である。
15点
の 循環という大気の循環が起こっており、熱帯収束帯で上
よりの風となって上空を吹く。 また、亜熱帯高圧帯で