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GATT(関税および貿易に関する一般協定)とEPA(経済連携協定)は両方とも自由貿易を促進する貿易だと思うのですが、どのような違いがあるのでしょうか?それぞれどのようなことをしているか教えてください。

解答

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【GATT(関税及び貿易に関する一般協定)】

1929年から始まった世界恐慌後、各国が保護主義的 貿易政策をとり、世界経済のブロック化が進んだこと が第二次世界大戦の一因となったという反省から、1947年にGATTが調印され、翌1948年に発足した。GATTは、
①最恵国待遇
②内国民待遇
③数量制限禁止
④関税引下げ
の4つを基本原則とし、貿易の自由化の促進を通じて世界経済の成長に貢献した。
また、GATTは、
「ラウンド」(一般関税交渉)と呼ばれる、締約国によ る多国間関税交渉により関税を可能な限り引き下げ、 それを全ての締約国に無差別に適用してきた。
このラウンドによって『自由貿易の拡大』という目標を達成してきた。日本は1955年にGATTに加盟している。

【EPA(経済連携協定)】

WTOのルールを補完するものとして、更なる貿易 自由化のために実質上の全ての貿易について関税を撤廃するなどの一定の条件の下で主に二国間で締結される協定である。
EPAは、FTAで扱うモノやサービスの 自由化に加え、投資の自由化、人の移動等、様々な分野での協力の要素等を含む、幅広い経済関係の強化を目的とする協定であり、貿易の自由化に加えて、例えば、規制緩和による非課税障壁の撤廃や貿易の円滑化、 経済協力を通じた開発等を含んでいる。
『幅広い経済関係の強化を目指して、貿易や投資の自由化・円滑化を進める協定』である。
日本は2012年12月に、13の国・地域とEPAを締結している。

(※FTAは特定の国や地域の間で、物品の関税やサービス貿易の障壁等を削減・撤廃することを目的とする協定であり、 例えば、自動車、電気製品、農林水産物、加工食品等、
「実質上すべての貿易」について関税を撤廃するもの である。)

長くてすみません💦
参考にしてみてください!

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