Question

おのと、

現代語訳お願いします

かんにん き
上司の元得
堪忍記
中国·宋の時代の韓玲という人物にまつわるエピソード
かづ
ある時、金百両をもって、玉の盃を買い取り、はなはだ秘
宝玉でできた杯
例題+8「これ」は何を指す?
蔵してこれを愛せらる。その折ふし珍客あり。酒を出して
大切にして
めったに会えない客
すすめられしに、「それがし秘蔵の盃あり。それ持ちて来た
わらは
れ。」といふ。童持ち来たり。地にうち落として、くだけた
召使いの子
り。童おどろき、かなしみければ、韓斉すこしも色を損せ
表情を変えず
ず、うち笑ひていはく、「物のやぶるるは、みな天道のさだま
自然の道理
り事なり。汝があやまりにはあらず。」といはれけり。(中略)
主君として、人をつかふに心にかなはぬ事おほし。我が身
思い通りにならない
として我が心にかなはぬ事のあるなれば、いはんやめしっかふ
まして主君に仕える者に対し
かんにん
者には、その堪忍なからんや。
必要である

Answer 1

✨ 最佳解答 ✨

小西行長

ある時、韓琦は金百両で宝玉でできた盃を買い取り、とても大切にしていた。そんな時、滅多に会えない客が来た。酒を出して、「私には、秘蔵の盃があります。持ってこい。」と召使いに言った。召使いは運んでいる途中、下に落としてそれを割ってしまった。召使いは悲しみ、韓琦は少しも顔色をかえず、笑ってこう言った。「物が壊れるのは、自然の道理だ。あなたが悪いのではない。」
　主君として、人を使うことは思い通りにはいかないものだ。まして、願ってもないことなのであれば、主君に仕える者に対しての堪忍は必要である。