最高裁判所が「憲法の番人」と呼ばれる所以は、下級裁の下した判決が上訴された場合に最高裁が終局判決を下す場所だからです。
一票の格差が発生する原因は市の有権者数の差です。
*有権者が50人居るA選挙区
*有権者が100人居るB選挙区
A選挙区で30票を得て当選した議員C
B選挙区で40票を得て落選した議員D
必然的にDはCに不満を抱くでしょう。
そこでDが「この投票は無効である」と訴訟を起こした、というのが一票の格差の始まりです。
そして過去に一票の格差が5倍を上回る事件があり、最高裁が「法の下の平等に反する」と違憲判決を下しました。
ただ最高裁で違憲と認めたとしても、
もう一度選挙をやり直す事も
選挙区の人数を統一する事も
多額の資金がかかり、再選挙までの政府が不安定となるため、実行に移すことが出来ません。
なので、格差を是正するよう務める努力義務と化している、というのが一票の格差問題が解決出来ない原因となります。
長文になってしまってすみません。