✨ 最佳解答 ✨
それは受動態ではなく過去分詞の形容詞的用法です。
受動態というのは、
This singer is loved by many people.
のように、主語(=This singer)がなにかをされるという「文」です。先生がおっしゃるようにbe動詞は必ず必要です。
一方、分詞の形容詞的用法は、「~している」や「~されている」が形容詞みたいにくっついた「ただの名詞」を作ります。どういうことかわかりやすくするために1年生レベルのことを言うと、This book is interesting.は文ですよね。ですがan interesting bookというのはbookという名詞をinterestingという形容詞が説明して「おもしろい本」という名詞の塊を作っていますよね。それと同じで、あくまで「彼によって壊された窓」みたいに、文ではなく、名詞の塊を作ります。
作り方は簡単で、a bookにinterestingをつけるように、a windowという名詞に「壊す」という意味のbrakeの過去分詞brokenをつけて、a broken windowとするだけです。これで、例えば「あの壊れた窓を修理すべきだ」とするならThis broken windowをひとつの名詞の塊とみて、
You should repair [this broken window].
となります。
しかし、この修飾する分詞(=形容詞)が長くなる(=2語以上)と話は変わります。例えばさっきと同じルールで「あの少年によって壊された窓」とするならば、
a broken by that boy windowとなります。しかし、これだとwindowまでが長すぎてどこからどこまでが修飾する語句でメインの名詞がどこなのかがすごくわかりにくくなります。だから
a windowと先に持ってきておいてから後ろにbroken by that boyとつけます。普通の形容詞でいうと、an book interestingみたいな感じなので奇妙かもしれません。ですが不定詞の形容詞的用法でも、places to visitみたいに名詞を後ろから修飾したのと同じで、形容詞の役割をするものが長くなれば後ろから説明することがあります。
This is a beautiful picture taken by Yumi.にあてはめると
This is a beautiful picture.
という普通の文があって
picture「写真」を「由美によって撮られた写真」とするために
a beautiful pictureを過去分詞の形容詞的用法を用いて
a beautiful picture taken by Yumi
としています。
丁寧な解説ありがとうございます🙇♀️
違いをしっかり理解出来ました!
助かりました🙇♀️
長々と書いたので大事なところをまとめます。
This window is broken by that boys.
だと、主語が「~される」という「文」を作っているので受動態です。
You should repair this window broken by that boy.
だったらthis windowという名詞だけを形容詞的に「あの少年たちに割られた」と説明して、「あの少年に割られた窓」と名詞の塊を作っているだけなので過去分詞の形容詞的用法です。this windowを説明するbroken by that boysが2語以上なので後ろからthis windowを説明しています。
今回は分詞の形容詞的用法のうち、過去分詞しか説明していませんが、現在分詞でも同じことです。