Question

ゲスト

この詩の構成（各連の関係）を考えて、それぞれの連と連の間に接続語を入れるとしたら何が入りますか？

「表札」石垣りん

 

 

 

分の住むところには
分で表札を出すにかぎる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分の寝泊まりする場所に
他人がかけてくれる表札は
いつもろくなことはない。

 

 

 

病院へ入院したら
病室の名札には石垣りん様と
様が付いた。

 

旅館に泊まっても

部屋の外に名前は出ないが
やがて焼き場の鐘にはいると
とじた扉の上に

石垣りん殿と札が下がるだろう
そのとき私がこばめるか?

 

 

様も
殿も
付いてはいけない、

 

 

分の住む所には
分の手で表札をかけるに限る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

精神の在り場所も

ハタから表札をかけられてはならない
石垣りん

それでよい。

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