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三権分立とは
国家の権力を立法権、行政権、
司法権に分け、 権力の乱用を防ぎ、
国民の権利・自由をできる限り保障
しようとするしくみ。
政治制度の例)
・アメリカ大統領制を採用
上院、下院議会(立法)と大統領(行政)が
抑制しあう。
・イギリス 議院内閣制を採用
議会(立法)と首相 内閣 (行政)が
抑制しあう。
日本も議員内閣制を採用し、立法は国会が行っています。
このノートでは、立法権を担う国会
についてまとめました。

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国会の地位
▷日本国憲法は三権分立制に基づ
き、国会に立法権、 内閣に行政権、
裁判所に司法権を与えている。
▷日本国憲法第41条ははじめに 「国
会は国権の最高機関であって、…」
と宣言し、国会の地位を規定する。
国会が国民の代表で構成され、国政
の中心となる (国会中心主義)とい
う宣言である。 ただし、 国会が内閣
や裁判所の上に立つという意味では
ない(三権は同格)

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国会の地位
▷第41条は続いて「(国会は)国の
唯一の立法機関である」と規定す
る。
「唯一」と書かれているのは、
他の機関の関与なく、
国会の議決だけで法律を成立させる
ことができるということを
表しています。
(国会単独立法の原則)

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国会の構成
国会は二院制をとり、 衆議院と参議
院で構成されている。
二院制の長所
①慎重・丁寧な審議が期待できる
②選挙制度の違いなどから、多様な
民意を議会に反映させることができ
る。
二院制の短所
審議に時間と費用がかかる。

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憲法上の
主な
国会議員の特権
目的:自由な言論や国会活動を保証するもの。
①歳費特権(第49条)
国庫から相当額の給与を受ける。
②不逮捕特権 (第50条)
法律の定める場合 (院外での現行犯
逮捕・議院の許諾がある場合)を除
いて、 会期中には逮捕されない。
※ガーシー議員の騒動で注目された特権ですね。
③免責特権(第51条)
院内での発言や評表決について、 院
外で民事や刑事の法的責任を問われ
ない。

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国会の権限
①法律の制定(第41.59条)
②予算の議決 (第86・90条)
③条約の承認 (第61・73条)
④内閣総理大臣の指名 (第67条)
⑤弾劾裁判所の設置 (第64条)
⑥憲法改正の発議 (第96条)
⑦国政調査権 (第63条)
衆議院のみが内閣不信任決議権(第
69条)を持つ。
③条約の締結は内閣の権限になるので注意

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理由:
衆議院の優越
衆議院の方が参議院に比べて任期が
短く、また解散制度があるので、最
新の民意を反映できるから。
予算はまず衆議院に提出される
予算先議権や衆議院のみが持つ
内閣不信任決議権といったものがあ
る。
他にも法律案の議決や予算の議決、
条約の承認、内閣総理大臣の指名の
際に衆参両院の議決不一致の場合な
ども衆議院の議決が優先される。

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国会の種類
1:通常国会(第52条)
毎年1回1月に次年度の予算審議のた
めに召集。会期150日。
2:臨時国会(第53条)
内閣またはいずれかの議院の総議員
の4分の1以上の要求により、臨時に
召集
3:特別国会(第54条1項)
衆議院の解散後、 総選挙の日から30
日以内に内閣総理大臣の指名のため
に召集。