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モンゴル系の契丹は10世紀初頭に耶律阿保機によって東モンゴル中心の国家ができました。その後、渤海を滅ぼし東北地方・朝鮮北部を支配し、西モンゴルも抑えました。936年には後晋の建国援助の代償として燕雲十六州を獲得、宋の成立した河北に侵入し1004年には澶淵の盟を結ぶことで支配地域を広げていきました。
領内にはさまざな民族が暮らしていました。なので部族制による契丹統治をする北面官、州県制による中国統治機関の南面官に分かれ、自らの社会体制を維持したまま中国的王朝を建設する二重統治体制を行いました。
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