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ある人は、山寺の僧を信じて、何かにつけてたよりにした。病気になれば、薬までも聞いた。この僧は医術の心得もあったため、すべての病気に「藤のこぶを煎じて飲め」と教えた。これを信じて行うと、あらゆる病で治らなかったものはなかった。
間違っていたら、すみません。

小西行長

 続きです。
 ある時、馬がいなくなって、「どうしたらよいでしょう」と尋ねると、藤のこぶを飲ませればいいと言う。納得はいかなかったが、訳はあるだろうと思って信じた。藤は近々、病のためにほとんど取り尽くしていたため、山の麓を探すことにした。すると、谷の麓にいなくなった馬を見つけた。これが信じるに値する所である。

小西行長

これは、『沙石集』と言われる作品で、仏教の素晴らしさを書いた作品です。

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