発展例題13>酸化還元滴定
問題179-180
0.252gのシュウ酸の結晶(COOH)22H20 を水に溶かして,
調製し、その中から。25.0mL を正確にとり,希硫酸で酸性にした。これを温めながら
濃度不明の。過マンガン酸カリウム水溶液を少量ずつ加えていくと,20.0mL 加えたと
ころで、反応が完了した。
正確に100mL の溶液を
SKCI+B
SKB+CP
MnO-+8H++5e-
(COOH)。
下線部D,2の操作で用いられる器具の名称を記せ。
下線部3で,反応がちょうど完了した点をどのように決めるか。
Mn?+ +4H20
2C02+2H++2e
19
(3) この過マンガン酸カリウム水溶液の濃度は何 mol/L か。
考え方
解答
(COOH)2が残って
いる間は, MnO,- が
Mn?+ となるため,ほぼ
① メスフラスコ 2 ホールピペット
(2) 滴下した過マンガン酸カリウム水溶液の赤紫色が, 消え
ずに残る点を終点とする。
(3) 1 mol のMnO4は5mol の電子を受け取り,1 mol の
(COOH)。は2mol の電子を放出する。 KMNO』水溶液の濃度
をx[mol/L]とすると,(COOH)2-2H20=126g/mol から,
無色になる。
滴定の終点では, 次
の関係が成り立つ。
酸化剤が受け取った電子
の物質量=還元剤が放出
した電子の物質量
0.252
x[mol/L]×
20.0
L×5=
1000。
25.0
×2
100
mol×
126
x=1.00×10-2mol/L