<発展例題 105 キルヒホッフの法則
図のように、4つの抵抗R (5.0 Ω), R2 (20Ω), R3(20
R₁
DR3
Ω), R4(30 Ω), 内部抵抗の無視できる起電力 8.0Vの電池,
スイッチSからなる回路がある
S
B
A
(1)Sが開いているとき,点C,D の電位はそれぞれ何 VS
か。 ただし, 点Bの電位を基準 (0V) とする。
R2
R4
D
(2) Sを閉じると, CD 間に電流が流れる。 この電流の向き
と大きさを求めよ。
8.0 V
考え方 (1)Sが開いているとき, R1 と R3, R2 と R4 はそれぞれ直列接続である。
(2) R1, R2, CD 間を流れる電流の向きを仮定して, キルヒホッフの法則を用いる。
解答 (1) Sが開いているとき, R1 と R3, R2 と R4 はそれぞ
れ直列接続である。 直列接続では,各抵抗に加わる電圧の比が抵
抗値の比に等しいので, 点C, 点D の電位 Vc[V], VD[V] は,
補足
(1) 【電位差の関係】
ACB 間
5.0Ω 20Ω
C
30
A.
Vc=7
5.0+20
x8.0=6.4V,VD=20+30
x8.0=4.8V
|─V1_|_V3─|
C...6.4
点C... 6.4V, 点 D... 4.8V
1: V3=5.0:20
T.-i
B