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鉛蓄電池の量的関係
電子が2mol流れたときについて考えると、
負極
1molのPb (原子量207) が 1molのPbSO (式量303) に変化
→質量が96g増加する。
1molのPbO (式量239) が 1mol の PbSO (式量303) に変化
→質量が64g増加する。
・正極
電解質溶液 2molのH2SO4(分子量98)が2mol の H2O (分子量18) に変化
→質量が 80g/mol x 2mol = 160g減少する。
(1) 移動した電子の物質量は,
3.86 x 10°C_
9.65 x 10°C/mol=4.00 ×10mol
したがって, それぞれの質量変化は、
負極: 96g ×
正極 64g×
電解質溶液: 160g×
(2) 移動した電子の物質量は、
400×10mol = 1.92g≒1.9g
2mol
4.00 x 10 mol
2mol
= 1.28g≒1.3g
4.00 x 10mol =3.2g
2mol
20 × ( 32 x 60 +10) C. =4.00x10mol
9.65 x 10°C/mol
で, これは(1)と同じである。 したがって, 電解質溶液
の質量は3.2g減少して,
100-32968g
1.93 × 10°Cの電気量が流れたとすると, 正極の質量
「の増減は何gか。 増加ならば+, 減少ならばーの符号を
つけて有効数字3桁で記せ。
電気量 [C] =
H₁ +2( 7 ) → 2(イ) +2e-
*VER BAS
CO
水素
電流 [A] x 時間 〔s〕
未反応
|板
硫酸亜鉛
水溶液
放電時, 塩橋中のカリウムイオンは,図中のa,bのどちらの方向に移動するか。
この図の実験で、塩橋を取り除いて外部導線を接続したところ, 電流は流れなか
った。その理由を簡潔に述べよ。
(東海大改)
246 [鉛蓄電池の質量変化] 鉛蓄電池について,次の各問いに答えよ。
原子量H=1.0, 0 = 16, S = 32, Pb =207
(1) 鉛蓄電池を放電し, 3.86 × 10℃の電気量を取り出した。 このときの、負極, 正極,
電解質溶液の質量変化をそれぞれ求めよ。
☆ (2) 30%硫酸100gを用いて鉛蓄電池を作成し, 2.0Aの電流で32分10秒放電した。
放電後の硫酸の質量パーセント濃度を有効数字2桁で求めよ。
外部回路
247 [アルカリ型燃料電池] 右図は,水酸化カ
リウム水溶液を電解質とする燃料電池の模式図で
ある。 原子量H=1.0
(1) 次のイオン反応式の( に適する化学式を
入れよ。
化学・第2
硫酸銅(Ⅱ)
水溶液
酸素
「未反応
の酸素
学・第2編