3.あるアサガオについて, 黄色の子葉をつける純系のアサガオの花粉を,緑色の子葉をつける
純系のアサガオのめしべと受粉させた。すると,すべての黄色の子葉をつけるアサガオが得ら
れた。つまり,黄色の子葉の形質が優性である。このようにしてできた子の代の花の花粉を自家
受粉させ,孫の代のアサガオを得た。黄色の子葉に対応する遺伝子をY,緑色の子葉に対応する
遺伝子をyとする。一方,同じアサガオについて,優性である赤色の花をつける純系のアサガオ
の花粉を,劣性である白色の花をつける純系のアサガオのめしべと受粉させると,子の代には
すべてピンク色の花をつけるアサガオが得られた。このような現象を不完全優性という。赤色
の花に対応する遺伝子をR, 白色の花に対応する遺伝子をrとする。ただし,YとR, yとrは
それぞれ別々の染色体上に位置しているものする。
(1)このアサガオについて, 遺伝子の組み合わせがYYRRで,黄色の子葉をつっけ赤色の花を
つけるアサガオと,遺伝子の組み合わせが yyrrで, 緑色の子葉と白色の花をつけるアサ
ガオを受粉させた。このとき, 子の代にできるアサガオの遺伝子の組み合わせ(1種類に限ら
れる)と,子葉の色および花の色の形質をそれぞれ答えなさい。
(2)(1)で得られた子の代のアサガオが, 減数分裂して生殖細胞をつくると,遺伝子Y.yと
遺伝子R.rについて分離の法具則を適用することで, 4種類の生殖細胞が同じ比率で生じる。
4種類の生殖細胞がもつ,遺伝子の組み合わせをすべて答えなさい。
(3)(2)で得られた子の代のアサガオどうしで自家受粉させてできる孫の代について, 子葉と
花の形質の比率を以下の順で答えなさい。…Lv4
(黄·赤):(黄 ピンク) : (黄白): (緑: 赤) : (緑·ピンク) :(緑· 白)
※子葉の色·花の色の順で表しています。