2021年度:倫理/本試験(第2日程)
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B日 & 次の文章は, 124ページのBのレポートの続きである。
の前後の文
B
脈を踏まえて、
ちから一つ選べ。なお, 0~④の記述自体は正しいものとなっている。
に入る記述として最も適当なものを, 下の0~④のう
B
8
レポート(続き)
ただその一方で,古今東西の思想を調べると,人間という存在の独自性
についても注目されていたようです。 例えば,
このように,人
間を他の自然物とは異なる存在であると考えた人もいたのです。こうした
B
o
考察にも目を向けることで,人間とはどのような存在なのかについて更に
深く考えることができると思いました。
0 古代ギリシアの哲学者であるタレスは, 人間を含むいかなる生命の生成に
も水が重要な役割を果たしていることを観察し,万物の根源は水であり, こ
の世界全体を生きたものとして捉えたと言われています
@ 人間の理性と信仰の調和を追求したトマス·アクィナスは,神が世界を支
配する法は自然界をあまねく貫いており,理性を特つ人間は, 被造物であり
3部 ながら,その法を自然法として捉えることができると考えました
仏教では, 大乗仏教の時代になると,「一切衆生悉有仏性」という思想が生
まれ、生きとし生けるものは,悟りを開き,ブッダと等しい境地に到達する
可能性を備えていると考えられました
@ 道家の荘子は, 「あれ」と「これ」の区別は相対的な捉え方にすぎないとし、
マ2
人間と自然の間にも二元対立などなく, 万物は全て斉しいとする万物斉同と
スド業いう世界観を説きました意さ雑証ン 奥 ぶ: 3
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