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質問の種類

数学 高校生

(3)の溶解度を使って析出量を求める問題なのですが、比を使って解いたら答えと全く違う値が出てきてしまいました。なぜ比で解けなかったのでしょうか。それともこれは比を使って解くことが出来る問題なのでしょうか?

基本例題23 固体の溶解度と濃度 →問題50 水100gに対する硝酸カリウム KNO の溶解度は, 25℃で36,60℃で110である。 硝酸カ リウム水溶液について、次の各問いに答えよ。 (1) 25℃における硝酸カリウムの飽和水溶液の濃度は何%か。 (2)(1)の水溶液のモル濃度を求めよ。 ただし, 飽和水溶液の密度を1.15g/cmとする。 (3) 60℃の硝酸カリウム飽和水溶液100gを25℃に冷却すると,結晶が何g析出するか。 考え方 (1) 飽和溶液では、溶質が 溶解度まで溶けている 解答 (1) 25℃では, 水100g に 36g の KNO が溶けて飽和するので、 質量パーセント濃度は,次のようになる。 (2)次式から、質量と密度 を用いて体積を求めること ができる。 36 g ×100=26.4 26% 100g+36g 136 g 2 (1 水溶液の体積は =118.2cm²=118.2 1.15g/cm3 体積[cm]= 質量[g] [g/cm³] (3) 水100gを含む飽和水 溶液を冷却すれば, 溶解度 の差に相当する質量の結晶 が析出する。 ×10-3L, KNO3(=101g/mol) の物質量は36/101mol なので そのモル濃度は, 36/101 mol 118.2×10-L =3.01mol/L=3.0mol/L (3)水100gを含む60℃の飽和水溶液は100g+110g=210g なので、この水溶液を25℃に冷却すると, 溶解度の差に相当 する質量 110g-36g=74gの結晶が析出する。 したがって, 飽和水溶液100gでは, 74g×100/210=35gとなる。

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