音 ケ
基礎問
22
生物
視細胞の光闘値
細胞は主に明るい
イ細胞
ア細胞
ヒトの視細胞のうち
所で働き,イ 細胞は主に暗い所で働く。こ
の2種類の視細胞の働きによって,眼は,昼間と
夜のように異なる光の強さに適応することができ
る。たとえば,o長い時間明るい所にいた人が薄
暗がりに入ると,最初は何も見えないが,次第に
暗さに慣れてくる。図1は,いろいろな波長の光に対する
イ細胞の感度の違いを示している。この図から,
光に感度が高く, イ]細胞は青緑色の光によく反応することがわかる。
いま,反応ののしくみを調べるために次のような実験を行った。
実験1 1時間明るい
所にいた人を暗い場
ア
波長
400 500 600 700
青緑 黄
(nm)
図1
赤
ア
細胞と
ア
細胞は黄色の
所に移し,赤い光を
黄斑部に当てて,見
分けることができる
最小の光の強さ(光
関値と呼ぶ)を調べた。縦軸に光関値の対数を,横軸に暗い所にいた時間
をとると,図2のような曲線になった。
1時間明るい所にいた人を暗い場所に移し, 今度は白い光を眼全体
に当てて,光闘値を調べた。結果は図3の曲線になった。
文中の空欄に適語を入れよ。また,下線部③の反応名を答えよ。
問2 図1に関して次の文のうち正しいものはどれか。3つ選べ。
0 ア細胞には, 560nm, 530nm, 420 nm 付近の波長の光によく反応す
る3種類の細胞があるが, 総合すると黄色の光に最も感度が高い。
イ細胞には,黄, 緑, 青の光によく反応する3種類の細胞があるが,
総合すると青緑色の光に最も感度が高い。
ア細胞は色を見分けることはできないが,波長の違いによる明るさの
30(分)
暗所にいた時間
0
10
20
30(分)
0
10
20
図2
暗所にいた時間
図3
e io
実験2
問1
違いを見分けている。
の イ細胞は色を見分けることはできないが,波長の違いによる明るさの
違いを見分けている。
6 ロドプシンは黄色の光よりも青緑色の光によく反応する。
6 ロドプシンは青緑色の光よりも黄色の光によく反応する。
相対的な視覚の感度
光闘値(対数)
光闘値(対数)