-
第8問 次の文章を読み, 下の各問いに答えなさい。
太郎くんは,麗Aと崖Bで地層の観察をした。崖Aでは,上から順にれき 砂·泥からなる地層が観察でき, その一部を図1のよ
うにスケッチをした。また, 砂の層からは貝の化石を採取することができ, 調べるとトリゴニアという名前の二枚貝だと分かった。
のトリゴニアは中生代に栄えたため,この砂の層は中生代にできたと考えられる。また, 崖Aの地層が斜めにずれていることから,
かつて地震が多く発生していたと考えられる。②実際に,崖A付近の地域は,現在でも震源の浅い地震がよく起こることで知られる
場所だった。
一方,崖Bは, おもに火成岩でつくられていた。崖Bで採取した火成岩をみがき, 顕微鏡で観察すると, 図2のような組織が観察
された。
カンラン石
れき
C
チョウ石
a
b
砂
泥
図2
図1
図1について,Aの地層のずれを引き起こしたと考えられる力の向きをa·bから, 左側の地層のずれの向きをc.dから
それぞれ選び,記号で答えなさい。
間1
問2 崖Aの地解が, 泥·砂·れきの順に形成されたとしたとき, 崖Aはどのようなことが起こってつくられたと考えられますか。
最も適当なものを次のア~エから1つ選び, 記号で答えなさい。ただし,土地の降隆起や沈降の影響はないものとします。
ア.地球の温暖化によって, 海面水位が上昇した。
イ.地球の温暖化によって, 海面水位が下降した。
ウ.地球の寒冷化によって, 海面水位が上昇した。
エ,地球の寒冷化によって, 海面水位が下降した。
間3 文章中の下線部)のように, 地質年代を判判断できる化石を何といいますか。名称を漢字で答えなさい。
文章中の下線部のについて, 崖Aの周辺で起こったある地震を地点Cで観測しました。その時に観測した情報を次のようにま
とめました。この地震の震源の深さを, 小数第1位を四捨五入して整数で答えなさい。
地点Cと震央は, 同じ標高であった。
地点Cでは,最初の小さなゆれを感じてから, あとに続く大きなゆれを感じるまでの時間が5秒であった。
間4
* 地点Cから震央までの距離は, 24 kmだった。
* 地点C周辺のP波の速さは6km/s, S波の速さは3 km/s であった。
問5 図2について, この岩石を説明した文として最も適当なものを次のア~エから1つ選び, 記号で答えなさい。
ア,この岩石は,地表付近で急冷されてできたため, ガラス質の細かい結晶である斑晶が多く含まれている。
イ.この岩石は, 黄緑色~褐色のカンラン石を多く含むため, 黒っぽい色をした玄武岩である。
ウ.この岩石は,地下深くでゆっくり冷却されてできたため, 岩石の組織は等粒状組織である。
エ,この岩石は,大きなチョウ石を多く含むため, 白っぽい色をした流紋岩である。
Ia