操作■ (4人1組で分担して操作する)
① 硝酸カリウム4.5g, 硫酸銅(1Ⅱ1)五水和物 0.2g を卓上の電子てんびんではかりとり、試験管に入れる。酸
化鉄(I)はスパチュラ(とても小さい薬さじ)に軽く1杯入れる。
そこに純水約8mL(メモリ付き試験管を並べて入れる)と沸騰石2~3粒を加え、振り混ぜる。
③ 試験管をガスバーナーの火で加熱し, しばらく沸騰させて試料をできるだけ溶かす。
④ 溶液が熱いうちに軍手や試験管ばさみを使ってすばやくろ過し,不溶物を取り除く。ろ液を試験管で受け,
そのようすを観察する。
⑤ ③のろ液に沸騰石を数粒入れ, 図のように組み立てた蒸留装置にと
りつける。
⑥ ガスバーナーの炎を調節して蒸留を行い,試験管にたまる液体のよ
うすを観察する。
国液量が多かったり炎が強すぎたりすると, 試験管内の溶液が激し
く沸騰して内部から飛び出すので注意深く行う。途中で加熱を止
めると沸騰石が役に立たなくなるので,再加熱する際には数粒
加えておく。加える際には火傷に十分注意する。
⑦ 氷水に浸けた試験管に液体が1cmほどたまったら,気体誘導管をはずしてから火を止める。
③ ⑦で蒸発せずに残った溶液を 50mL ビーカーに移して放令し,変化のようすを観察する。溶液中に結晶か
できたら, ビーカーを氷水が入った容器に入れて冷やす。
9 ③のビーカーを傾け、結晶部分と溶液部分を分離する(溶液部分は試験管に戻す)。それぞれの色や特徴を
観察する。(このようにビーカー等を傾けて固体と液体を分ける方法をデカンテーションという)
気体誘導管
図蒸留装置
【結果)
硝酸カリウム,硫鋼(II)五水和物, ベンガラ
純水の混合物
実験の流れをフローチャ
ートで書き,それぞれの
観察結果を記入せよ。そ
れぞれの操作で得られ
た物質の状態や色,結晶
のようすなどの特徴を
記せ。
操作の ろ過
ろ紙上
ろ液
a
b
操作5 蒸留
加熱した
試験管に残ったもの
氷水中の
液体
C
操作89再結晶およびデカンテーション
結晶
溶液
e