2勝大さんは電流のはたらきを調べるため,実験I,Ⅱを行った。
実験 Ⅰ
図23 のように,コイルの上部のみが見えるように箱をかぶせてコイルを固定し, 方位磁針を置
いた。図 23 のPの位置に置いた方位磁針のN極は、はじめは北を指しており、スイッチを入れる
と南を指した。同じように,3個の方位磁針をX~Zの位置に置いて, 方位磁針のようすを観察
した。
実験Ⅱ
図 24 のように,アルミニウムで作った水平な2本のレールの間に,N極を上にして磁石を並べて
固定し,手回し発電機, 電流計をレールに導線でつないだ。ガラスの管をレールのP点に置き,手回
し発電機を時計回りに回したところ、電流計の針は振れず、ガラスの管は動かなかった。ガラスの管
をアルミニウムのパイプにかえて、同じように手回し発電機を回したところ、電流計の針は+の向き
に振れ, アルミニウムのパイプはP点からQ点に向かって動き出した。
図23
図 24
方位磁針
西
P X
北
南
コイル
東
ガラスの管
磁石
アルミニウムのパイプ
アルミニウムのレール
(1) 実験Ⅰ の下線部を参考にすると, スイッチを入れたときの,図23のX~
Zの位置に置いた方位磁針の向きはどのようになるか, 例にならって解答
欄にかきなさい。
電流磁界
電流計
P
P
P
(4) 実験Ⅱについて, アルミニウムのパイプがQ点を通過した後も
例
(2) ガラスのように, 電流がほとんど流れない物質を何といいますか。
N極側を黒くぬること
(3) 実験ⅡIについて,アルミニウムのパイプがP点からQ点に向かって動き出したとき,アルミニウムのパ
メイプに流れる電流の向きと磁石による磁界の向きを矢印で表した模式図として正しいものを,次のア~エ
から一つ選び,記号で答えなさい。 なお, アルミニウムのパイプが磁界から受ける力の向きを白い矢印
(C) で示しているものとする。
ア
イ
電流磁界
電流磁界
エ
時計回り
電流 磁界
FR
手回し発電機
-O