|ろ 次のAとBの文章を読み、後の問に答えなさい。
あきら
うつくしび (蒸悲の心なく)
(今の奈良県)
A 大和国に ひとりの細夫あり
郷里と姓名と 詳 かならず。生まれながらに仁せず、生けるものを殺す
かさ (できもの)
はつ(はいで)
ことを喜ぶ。角の以、園を捕へ皮を剥りて、これを野に放てり。然る後に久しからぬ頃に、あしき楕身に
( く0Hくリでき
SまAVはSこまやかなる魔も
るはべ(皮膚) ただ (くずれた)
苦しび病むことたぐひなし。つひに癒ゆること得ず
ロ
(わめいて)
叫びおらびて死にき。
(なくてはならない)
慈悲なくはあらざれ。
げんぼう(悪行に対する現世での報い) (我が身のことを考えて他人に対しても思いやるべきである)
ああ、現報はなはだ近し。
(今の大阪府東部)
B 昔、河内国に一
おのれを想りて仁あるべし。
瓜ひさぐ人ありき。名は石別といひき。馬の力より過ぎて、重き荷を負ほす。馬の往き得
(ムチで打ってこき使った)
ぬ時には、怒りてうち賑ふ。重き荷を負ひて労き
、 っ
馬を殺せり。かくのごとく ハ あまたたびとなりぬ。
(疲れはて)
両つの目より涙出づ。瓜を売りをはれば、すなはち其の
(何度も度重なった)
文虫
文甲の新が巻え 。
(たまたま)
(続察の続えたぎる金)
-の
b
(石別、おのづから、ひただに湧ける釜に臨みしに両つの目、釜に煮られぬ。
ニvる7
はなは
(他Dなか型ならない)
現報 甚 だ近し。因果を信ずべし。
かれ(だから)
畜生に見ゆといへどもしかも我が過去の父母なり。六道 の四生は我
が生れし家なり。故、
慈悲なくはあるべからず
(『日本霊異記』より)
(地)*
一部の表記を読みやすく改めた。
* ( )は左の語句の訳である。
問1 A文中の動詞の中に、歴史的仮名遣いを含むものが一語ある。動詞の部分を指摘し、現代仮名遣いに改め
なさい。
問2 A文中の一
|にB文中にある助動詞をあてはめなさい。
B文中の| ハ |にA文中にあるもっともふさわしい語句をあてはめなさい
イ
ロ
A.B文中の-
ー線部@~@の主語は誰か。文中の語で答えなさい。
寸
合せ、に中の れさ